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Interaction 10 が終わって

インタラクション デザイナーの仕事の範囲は広く、私が理解した範囲でも...

  1. ユーザーの観察・インタビュー
  2. メンタルモデル・ペルソナの作成(Synthesis, Ideation)
  3. ギャップの分析、ソリューションの作成
  4. ワイヤーフレーム・プロトタイプの作成

つまり企画と実装の間に必要なこと、つまり、ユーザーのふるまいを調査・分析して、ワイヤーフレームのような出力(あるいは仕様書)を出すのがインタラクション デザイナーのようです。

ユーザーエクスペリエンス デザイナー(アーキテクト)もほぼ同じ意味だと理解しました。アーキテクトのほうが少し技術屋的な意味かもしれません。ユーザーエクスペリエンスは見えないけど、インタラクションは見えるのでデザイナーという言葉としっくりするのかもしれません。

製品・サービス・ウェブページの開発・制作に欠かせない作業ではありますが、日本では専門家が行うことは少なく、企画の人がやったり、設計者や開発者が行っているのが現状だと思います。たぶん誰かが同じようなことをやっているのでしょう。専門家じゃないといけないわけではありませんが、問題はユーザーエクスペリエンスに責任持つ人がいないことです。

ソフトウェア開発においては、プログラム マネージャやプロジェクトマネージャがその責任を背負っているのかもしれません。でも彼らはソフトのバグにも責任があります。ビジュアルの美しさにも責任があります、データにも責任があります。これでは、会社でいうと社長が責任者というのと同じで、あまり意味がありません。つまり、やはり日本では多くの場合、ソフトウェアを開発する側に、ユーザーエクスペリエンス(あるいはユーザーの満足)に責任を持つ人がいないという印象を持ちます。特に企業内アプリケーションで顕著です。

Cooper社ではInteeraction Design Practiumという4日間のトレーニングを定期的に開催しています。こんな大それたものではなく、インタラクション デザイナーになるための(あるいは同様の役割を担うための)スタートアップになれるようなトレーニングを開けないかと考えています。

インタラクション デザイナーは iPhone を使わなければいけないようです。Interaction 10 のスケジュールは iPhone アプリで公開・更新されており、それ以外は口頭だけなので、なかなか対応できませんでした。Webの情報は古く、全く更新されませんでした:-(

Interaction 10 021

Interaction 10 は参加者500名程度で海外から150名近くが来ているとのことでした。日本から来ている人は非常に少なかったです。米国のカンファレンスでは食事が出ることが多いのですが、これは参加者同士にコミュニケーションをしてもらうためだというのが、Interaction 10 に参加して改めて感じました。Interaction 10 は Ineraction 08 から三回目で、まだコミュニティ イベントなんですよね!Interaction 10 および IxDA を組織しているコミュニティに感謝です。