回復用データベースを作成する
製品: Exchange Server 2013
シェルを使用すると、復旧操作の一環として復元されたデータベースからデータをマウントおよび抽出するために使用される特殊な種類のメールボックス データベースである回復データベースを作成できます。 復旧データベースを作成した後、復旧または復元されたメールボックス データベースを回復データベースに移動し、 New-MailboxRestoreRequest コマンドレットを使用して復旧されたデータベースからデータを抽出できます。 抽出後、データをフォルダーにエクスポートするか、既存のメールボックスにマージできます。 復旧データベースを使用すると、現在のデータへのユーザー アクセスを中断することなく、データベースのバックアップまたはコピーからデータを回復できます。
復旧データベースに関連するその他の管理タスクをお探しですか? 「Recovery データベース」を確認してください。
はじめに把握しておくべき情報
このタスクの予想所要時間: 1 分
この手順を実行する際には、あらかじめアクセス許可が割り当てられている必要があります。 必要なアクセス許可を確認するには、「 受信者のアクセス許可 」トピックの「メールボックスの回復」エントリを参照してください。
このトピックの手順で使用可能なキーボード ショートカットについては、「Exchange 管理センターのキーボード ショートカット」を参照してください。
ヒント
問題がある場合は、 Exchange のフォーラムで質問してください。 Exchange Serverのフォーラムにアクセスしてください。
シェルを使用して復旧データベースを作成する
この例では、メールボックス サーバー MBX2 上に回復用データベース RDB1 を作成します。
New-MailboxDatabase -Recovery -Name RDB1 -Server MBX2
この例では、データベース ファイルとログ フォルダーのカスタム パスを使用して、メールボックス サーバー MBX1 上に回復用データベース RDB2 を作成します。
New-MailboxDatabase -Recovery -Name RDB2 -Server MBX1 -EdbFilePath "C:\Recovery\RDB2\RDB2.EDB" -LogFolderPath "C:\Recovery\RDB2"
構文およびパラメーターの詳細については、「New-MailboxDatabase」を参照してください。
正常な動作を確認する方法
回復用データベースが正常に作成されたことを確認するには、次の手順を実行します。
シェルで、次のコマンドを実行して、復旧データベースの構成情報を表示します。
Get-MailboxDatabase <RecoveryDatabaseName> | Format-List
その他のタスク
回復用データベースを作成した後、回復用データベースを使用して、データを回復することもできます。 詳細な手順については、「回復用データベースを使用してデータを復元する」を参照してください。