MiningStructurePermission 要素 (ASSL)
Role要素のメンバーが個々のMiningStructure要素に対して持つアクセス許可を定義します。
構文
<MiningStructurePermissions>
<MiningStructurePermission xsi:type="Permission">
<AllowDrillthrough>...</AllowDrillthrough>
<!-- This element also inherits all the child elements listed in Permission -->
</MiningStructurePermission>
</MiningStructurePermissions>
要素の特性
特徴 | 説明 |
---|---|
データ型と長さ | 権限 |
既定値 | なし |
カーディナリティ | 0-n : 省略可能な要素で、出現する場合は複数回の出現が可能です |
要素の関係
リレーションシップ | 要素 |
---|---|
親要素 | MiningStructurePermissions |
子要素 | なし |
解説
分析管理オブジェクト (AMO) オブジェクトモデルの対応する要素は MiningStructurePermission です。
SQL Server では、マイニング構造に適用するための権限allowdrillthrough スルーが拡張されています。 この権限をロールに割り当てると、そのロールのメンバーであるユーザーは、次の構文を使用して、マイニング構造に直接クエリを実行できます。
SELECT <structure column list> FROM <structure>.CASES
また、マイニング構造とマイニングモデルの両方で Allowdrillthrough スルー が有効になっている場合、ユーザーは、次の構文を使用して、マイニングモデルに含まれていない構造列に対してクエリを実行できます。
SELECT StructureColumn('<structure column name>' FROM <model>.CASES
たとえば、顧客キー、顧客の収入、および顧客の購入に列のみを使用してモデルを作成したとします。 ユーザーは、ドリルスルーを使用して、顧客の連絡先情報など、マイニング モデルに含まれていないその他の構造列を返すことができます。
したがって、機密データや個人情報を保護するには、個人情報をマスクするデータソースビューを構築し、必要な場合にのみ Allowdrillthrough スルー 権限を構造に付与する必要があります。