Microsoft Azure Stack Hub で MySQL データベースを使用する
重要
Azure Stack Hub ビルド 2108 以降では、アクセスが許可されているサブスクリプションに SQL と MySQL リソース プロバイダーが提供されます。 この機能の使用を開始する場合、または以前のバージョンからアップグレードする必要がある場合は、サポート ケースを開くと、サポート エンジニアがデプロイまたはアップグレード プロセスを案内します。
MySQL リソース プロバイダーを使用して、Azure Stack Hub 上で MySQL データベースを提供します。 リソース プロバイダーをデプロイし、1 つ以上の MySQL サーバー インスタンスに接続すると、以下を作成できます。
- クラウドネイティブ アプリ向けの MySQL データベース。
- Web アプリケーション向けの MySQL データベース。
SQL リソース プロバイダーをインストールする前に、考慮すべき制限事項がいくつかあります。
- ユーザーは、個々のデータベースの作成と管理のみを行うことができます。 エンド ユーザーはデータベース サーバー インスタンスにアクセスできません。 これにより、マスター、Temp DB にアクセスしたり、データベースを動的に管理したりすることが必要なオンプレミス データベース アプリケーションとの互換性が制限される可能性があります。
- Azure Stack Hub オペレーターは、MySQL データベース サーバーおよびホストのデプロイ、更新、セキュリティ保護、構成、および保守を担当します。 RP サービスでは、ホストおよびデータベース サーバー インスタンスの管理機能は提供されません。
- 異なるサブスクリプションの異なるユーザーのデータベースは、同じデータベース サーバー インスタンスに配置できます。 RP は、データベースを別のホストまたはデータベース サーバー インスタンスで分離するためのメカニズムを備えていません。
- RP では、データベースのテナント使用に関するレポートは提供されません。
- RP では、MySQL Server の正常性の監視は行われません。
MySQL リソースプロバイダー アダプターのアーキテクチャ
リソース プロバイダーには次のコンポーネントがあります。
MySQL リソース プロバイダー アダプター仮想マシン (VM)。これはプロバイダー サービスを実行する Windows Server VM です。
リソース プロバイダー。要求を処理し、データベース リソースにアクセスします。
MySQL サーバーをホストするサーバー。これはデータベースに容量を提供し、ホスティング サーバーと呼ばれます。 MySQL インスタンスを自分で作成することも、外部の MySQL インスタンスへのアクセスを提供することもできます。 Azure Stack Hub クイックスタート ギャラリーのテンプレートの例を使用して、以下を行うことができます。
- 自力で MySQL サーバーを作成する。
- Azure Marketplace から MySQL Server をダウンロードしてデプロイする。
Note
Azure Stack Hub 統合システムにインストールされたホスティング サーバーは、テナント サブスクリプションから作成する必要があります。 既定のプロバイダー サブスクリプションからは作成できません。 ユーザー ポータル、または適切にサインインした PowerShell セッションから作成する必要があります。 すべてのホスティング サーバーは課金対象の VM であり、ライセンスが必要です。 サービス管理者は、テナント サブスクリプションの所有者になることができます。
必要な特権
システム アカウントには、次の特権が必要です。
- データベース: 作成、ドロップ
- ログイン: 作成、設定、ドロップ、許可、取り消し