Azure Monitor のサポートされるメトリック

この記事は、Azure Monitor で現在利用できるプラットフォームまたは自動的に収集されたメトリックの一覧です。 プログラムでこのメトリックの一覧のクエリを実行し、アクセスするには、2018-01-01 api-version を使用してください。 この一覧にない他のメトリックを、ポータルまたは従来の API で使用できる場合があります。

メトリックは、リソース プロバイダーとリソースの種類別にまとめられています。 サービスとそれらに属するリソース プロバイダーおよび種類の一覧については、「Azure サービスのリソース プロバイダー」を参照してください。

他の場所へのプラットフォーム メトリックのエクスポート

次の方法を使用して、Azure モニターからプラットフォーム メトリックをエクスポートできます。

• データ収集規則 (DCR) を使用したメトリックのエクスポート。
• 診断設定。
• metrics REST API。

DCR を使用したメトリックのエクスポートと診断設定の両方で、メトリックを次の場所にエクスポートします。

• Azure ストレージ アカウント。
• Log Analytics ワークスペース。
• Event Hubs。Microsoft 以外のシステムにさらにエクスポートできます。

メトリックをルーティングする最も簡単な方法は診断設定を使用することですが、次のような制限がいくつかあります。

• エクスポート可能性。 すべてのメトリックは REST API を介してエクスポートできますが、Azure Monitor バックエンドの複雑さのため、診断設定を使用してエクスポートできないメトリックもあります。 以下の表の "診断設定を使用したエクスポートが可能か" の列には、この方法でエクスポートできるメトリックがリストされています。

• 多次元メトリック。 他の場所への多次元メトリックの送信は、データ収集規則 (DCR) を使用したメトリックのエクスポートによってサポートされます。 診断設定を使用した複数のディメンションのエクスポートはサポートされていません。 ディメンションを含むメトリックは、診断設定によってフラット化された 1 次元メトリックとしてエクスポートされ、ディメンション値全体に集計されます。 たとえば、イベント ハブでの "受信メッセージ" メトリックは、キュー単位のレベルで調査およびグラフ化できます。 ただし、メトリックが診断設定を使用してエクスポートされると、イベント ハブ内のすべてのキューのすべての受信メッセージとして表されます。

ゲスト OS とホスト OS のメトリック

Azure Virtual Machines、Service Fabric、Cloud Services で実行されるゲスト オペレーティング システム (ゲスト OS) のメトリックは、ここには一覧表示されていません。 ゲスト OS メトリックは、ゲスト オペレーティング システムで実行される、あるいはそのシステムの一部として実行される 1 つまたは複数のエージェントを使用して収集する必要があります。 ゲスト OS メトリックには、ゲストの CPU 使用率またはメモリ使用量を追跡するパフォーマンス カウンターが含まれます。これらは、どちらも自動スケーリングまたはアラートに頻繁に使用されます。

ホスト OS メトリックは利用可能であり、表の一覧に記載されています。 ホスト OS メトリックは、ゲスト OS セッションをホストしている Hyper-V セッションに関連しています。

Azure Monitor エージェントは、以前にゲスト OS ルーティングに使用されていた Azure Diagnostics 拡張機能と Logs Analytics エージェントを置き換えます。 重要な追加情報については、「Azure Monitor エージェントの概要」を参照してください。

リソースの種類別にサポートされているメトリックとログ カテゴリ

次の表に、各リソースの種類で使用できるメトリックとログ カテゴリを示します。

次のステップ

• Azure Monitor のメトリックを確認します
• データ収集ルールを使用したメトリックのエクスポート
• メトリックでアラートを作成します
• メトリックをストレージ、Event Hub、または Log Analytics にエクスポートします