Delta Live Tables リリース 2022.40
2022 年 9 月 28 日から 10 月 5 日
これらの機能と機能強化は、Delta Live Tables の 2022.40 リリースでリリースされました。
このリリースで使用される Databricks Runtime のバージョン
チャネル:
- CURRENT (既定値): Databricks Runtime 11.0.7
- PREVIEW: Databricks Runtime 11.0.7
このリリースの新機能と機能強化
パイプライン設定で
default
またはmaintenance
以外のクラスター ラベルを使用すると、パイプラインの作成または編集中にエラーが発生します。 Delta Live Tables パイプラインのクラスター構成の詳細については、「デルタ ライブ テーブル パイプラインのコンピューティングの構成を参照してください。Delta Live Tables ノートブックからパイプラインを直接開いたり、実行したりできるようになりました。 「ノートブックでの Delta Live Tables パイプラインの開発とデバッグ」を参照してください。
このリリースには、Delta Live Tables API 要求によって返される パイプライン設定 データ構造の破壊的変更が含まれています。 この変更により、
edition
フィールドが大文字の値として返されます。 以前は、この値は大文字と小文字が混在して返されていました。 戻り値が正しく処理されるように、API 応答のedition
値を読み取るクライアントを更新する必要があります。 ただし、API 要求のedition
値では大文字と小文字が区別されません。このフィールドを含む要求を送信するクライアントは更新を必要としません。
このリリースのバグ修正
このリリースでは、更新エラーが発生した後でも、Delta Live Tables UI でパイプラインが
RUNNING
状態で表示されるバグが修正されました。この更新により、
SEQUENCE
列に同じ値を持つ重複したDELETE
操作がデータに含まれている場合に、入力データを再処理する際の APPLY_CHANGES インターフェースのバグが修正されます。 このシナリオでは、ターゲット テーブルにNULL
値が含まれ、DeleteVersion
値が削除されます。 これは、レコードをNOT-DELETED
としてマークすることと同等です。 この変更により、重複するDELETE
操作はべき等に処理され、常にレコードをDELETED
としてマークします。このリリースでは、次の履歴レコードと同じ列を含む以前の履歴レコードが削除されると、 SCD タイプ 2 の処理中 に行が非表示になるというバグが修正されました。
この更新により、
expect_or_fail
期待値を持つビューが、期待値が失敗した場合でもRUNNING
状態のままになるというバグが修正されます。 この修正により、パイプラインが失敗し、FAILED
状態に移行します。