Azure Logic Apps で XML メッセージとフラット ファイルを処理します。
Azure Logic Apps では、送受信する XML メッセージを処理したり、検証したりできます。 BizTalk Server を使用したことがある場合は、XML メッセージの解析、作成、変換、検証、フラット ファイルのエンコードとデコード、場合によっては XPath を使用したメッセージの機能強化やメッセージからの特定のプロパティの抽出など、類似した機能を使用できます。 この分野の経験がなくても、これらの機能によって、ロジック アプリのワークフローでのメッセージの処理方法を広げることができます。 たとえば、企業間 (B2B) のシナリオで特定の XML スキーマを使用している場合は、これらの XML 機能を使用して、会社でのこれらのメッセージの処理方法を拡張できます。
たとえば、Azure Logic Apps には次の XML 機能が含まれています。
| タスク | 説明 |
|---|---|
| スキーマを使用して XML を作成する (標準ワークフローのみ) | スキーマを使用して JSON データから XML ドキュメントを作成します。 |
| スキーマを使用して XML を解析する (標準ワークフローのみ) | スキーマを使用して XML ドキュメントを解析します。 |
| XML の変換 | マップを使用して、自社の要件またはパートナーの要件に基づいて XML メッセージを変換またはカスタマイズします。 |
| フラット ファイルをエンコードおよびデコードする | フラット ファイルをエンコードまたはデコードします。 たとえば、SAP では、フラット ファイル形式で IDOC ファイルを送受信します。 Azure Logic Apps を含む、多くの統合プラットフォームで XML メッセージが作成されます。 そのため、XML ファイルをフラット ファイル形式に変換するフラット ファイル エンコーダーを使用するロジック アプリ ワークフローを作成できます。 |
| XML を検証する | 受信または送信 XML メッセージを特定のスキーマに対して検証します。 |
| XPath | メッセージを機能強化し、メッセージから特定のプロパティを抽出します。 抽出されたプロパティは、宛先または中継のエンドポイントにメッセージをルーティングするために使用できます。 |
サンプル
Azure Logic Apps の XML 機能を使用して、本格的な機能を備えたロジック アプリをデプロイします (GitHub サンプル)。