クイック スタート: Azure CLI を使用してパブリック IP アドレスを作成する

az network public-ip create を使用して、QuickStartCreateIP-rg に myStandardPublicIP という名前の Standard ゾーン冗長パブリック IPv4 アドレスを作成します。

IPv6 アドレスを作成するには、 --version パラメーターを IPv6 に変更します。

  az network public-ip create \
    --resource-group QuickStartCreateIP-rg \
    --name myStandardPublicIP \
    --version IPv4 \
    --sku Standard \
    --zone 1 2 3

このセクションでは、基本 IP を作成します。 Basic パブリック IP では、Availability Zones はサポートされません。

az network public-ip create を使用して、QuickStartCreateIP-rg に myBasicPublicIP という名前の Basic 静的パブリック IPv4 アドレスを作成します。

IPv6 アドレスを作成するには、 --version パラメーターを IPv6 に変更します。

  az network public-ip create \
    --resource-group QuickStartCreateIP-rg \
    --name myBasicPublicIP \
    --version IPv4 \
    --sku Basic \
    --allocation-method Static

時間の経過と共に IP アドレスが変更されても問題ない場合は、 --allocation-method を Dynamic に変更することで動的 IP の割り当てを選択できます。

QuickStartCreateIP-rg で myStandardPublicIP という名前の Standard ゾーンのパブリック IPv4 アドレスをゾーン 2 に作成するには、次のコマンドを使用します。

IPv6 アドレスを作成するには、 --version パラメーターを IPv6 に変更します。

  az network public-ip create \
    --resource-group QuickStartCreateIP-rgLB \
    --name myStandardPublicIP-zonal \
    --version IPv4 \
    --sku Standard \
    --zone 2

このセクションでは、非ゾーン IP アドレスを作成します。

az network public-ip create を使用して、QuickStartCreateIP-rg に myStandardPublicIP という名前の Standard パブリック IPv4 アドレスを非ゾーン リソースとして作成します。

IPv6 アドレスを作成するには、 --version パラメーターを IPv6 に変更します。

  az network public-ip create \
    --resource-group QuickStartCreateIP-rg \
    --name myStandardPublicIP-nozone \
    --version IPv4 \
    --sku Standard

このコマンドの --zone パラメーターの削除は、すべてのリージョンで有効です。

--zone パラメーターの削除は、Availability Zones のないリージョンの標準パブリック IP アドレスに対する既定の選択です。

既定では、パブリック IP アドレスのルーティング優先順位は Microsoft ネットワークに設定され、Microsoft のグローバル ワイド エリア ネットワークを通してユーザーにトラフィックが配信されます。

インターネットを選択すると、Microsoft のネットワーク上での移動が最小限に抑えられます。代わりに転送 ISP ネットワークを使用して、コスト最適化された速度でトラフィックが配信されます。

ルーティングの優先順位の詳細については、「ルーティングの優先順位とは (プレビュー)」を参照してください。

このコマンドによって、ルーティング設定の種類にインターネットが指定された標準のゾーン冗長パブリック IPv4 アドレスが作成されます。

  az network public-ip create \
    --resource-group QuickStartCreateIP-rg \
    --name myStandardPublicIP-RP \
    --version IPv4 \
    --ip-tags 'RoutingPreference=Internet' \
    --sku Standard \
    --zone 1 2 3

パブリック IP アドレスは、1 つのリージョンに関連付けられています。 グローバル階層では 1 つの IP アドレスが、複数のリージョンにまたがって使用されます。 グローバル階層は、リージョン間ロード バランサーのフロントエンドに必要です。

詳細については、「リージョン間ロード バランサー」を参照してください。

次のコマンドでは、グローバル IPv4 アドレスが作成されます。 このアドレスは、リージョン間ロードバランサーのフロントエンドに関連付けることができます。

  az network public-ip create \
    --resource-group QuickStartCreateIP-rg \
    --name myStandardPublicIP-Global \
    --version IPv4 \
    --tier global \
    --sku Standard \