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メッセージの区切り記号

HL7 標準で定義されているメッセージ イベントの形式は次のとおりです。

  • フラット ファイル。 HL7 バージョン 2.4 以前で定義されたメッセージ イベントは、フラット ファイルの形式になります。

  • XML。 HL7 バージョン 2.XML およびバージョン 3 によって定義されたメッセージ イベントは、XML ファイルの形式になります。

    HL7 標準は位置指定形式に従わないので、区切り記号を使用してフラット ファイルのセグメント、フィールド、コンポーネント、サブコンポーネント の各レベルを定義します。 次の表に、HL7 フラット ファイルで使用される既定の区切り記号を示します。

区切り記号 使用
セグメント終端記号 <cr> キャリッジ リターンはセグメント レコードを終了します。 この値は変更できません。
フィールド区切り記号 | パイプ文字は、セグメント内の 2 つの隣接するデータ フィールドを区切ります。 また、この文字は、セグメント ID を各セグメントの最初のデータ フィールドから分離します。
[コンポーネントの区切り記号] ^ HAT 文字は、HL7 標準で許可されているデータ フィールドの隣接するコンポーネントを区切ります。
サブコンポーネント区切り記号 & アンパサンド文字は、HL7 標準で許可されているデータ フィールドの隣接するサブコンポーネントを区切ります。 サブコンポーネントがない場合は、この文字を省略できます。
繰り返し区切り記号 ~ チルダ文字は、HL7 標準で許可されているフィールド内のコンポーネントまたはサブコンポーネントの複数の出現箇所を区切ります。
エスケープ文字 |エスケープ文字は、ST、TX、または FT データ型に準拠する任意のフィールド、または ED データ型のデータ (4 番目) コンポーネントで使用します。 メッセージにエスケープ文字が存在しない場合は、この文字を省略できます。 ただし、サブコンポーネントをメッセージに使用する場合は、それを含める必要があります。

参照

HL7 メッセージの処理
メッセージ処理
HL7 2.X スキーマの使用