静的受信確認
BizTalk Accelerator for HL7 (BTAHL7) では、元のモード、拡張モード、遅延受信確認モード、および静的受信確認 (ACK) モードがサポートされています。 BTAHL7 構成エクスプローラーでパーティの静的 ACK モードを選択した場合、BTAHL7 は成功または失敗の兆候のみを含む静的 ACK を生成します。 静的 ACK は、BTAHL7 Configuration エクスプローラーで構成された成功値と失敗値で、受信システムがメッセージを受信して処理したかどうかを示します。
元の拡張モードおよび遅延モードでは、BTAHL7 は動的 ACL を生成します。 HL7 でエンコードされ、MSA.1 受信確認コード フィールドや ERR セグメントなどのフィールドが含まれています。 動的 ACK の MSA.1 フィールドは、エラー状態が拒否かエラーかを示します。その結果、処理が異なります ( 「メッセージ受信確認セグメント」を参照)。 ERR セグメントは、エラーに関する詳細情報を提供します。 静的 ACL では、このような情報は提供されません。
BTAHL7 は、動的 ACK とは異なる方法で静的 ACK を処理します。 双方向送信ポート (ACK を受信した後にのみ次のメッセージを送信する) が静的 ACK を受信し、ACK が障害 (または有効な ACK ではない) を示す場合、BTAHL7 はセカンダリ トランスポートに移動するか、メッセージを中断します。 エラーの状態に応じて、動的 ACK を受信した場合と同様に、メッセージは再試行されません。
BTAHL7 パーサーは、静的 ACK を処理すると、 IsStaticAck Boolean プロパティをメッセージ コンテキストに書き込みます。 シリアライザーは、この値を使用して、メッセージを静的 ACK として処理する必要があるかどうかを判断します。