次の方法で共有


AddResource コマンド: COM コンポーネント

BizTalk アプリケーションにアンマネージ COM コンポーネントを追加するには、 AddResource コマンドを使用し、Type パラメーターに System.BizTalk:Com を指定します。 このコマンドを実行すると、該当する COM コンポーネントが BizTalk 管理データベースに追加されます。 COM コンポーネントは、BizTalk 管理コンソール (追加先アプリケーションのリソース フォルダー) にも表示されます。 さらに、 ListApp コマンドを使用すると、コンポーネントが一覧表示されます。

Note

64 ビットのアンマネージ COM/COM+ コンポーネントを追加し、その COM/COM+ コンポーネントを含むアプリケーションを 32 ビット コンピューターにインストールしようとしても、コンポーネントはインストールされません。 64 ビット コンピューターにしかインストールできません。

使用

BTSTask AddResource [/ApplicationName:value] /Type:System.BizTalk:Com [/Overwrite] /Source:value [/Destination:value] [/Options:Regsvr32OnInstall] [/Server:value] [/Database:value]

パラメーター

パラメーター 必須
/ApplicationName (または /A、解説を参照) いいえ COM コンポーネントを追加する BizTalk アプリケーションの名前。 名前にスペースが含まれている場合は、二重引用符 (") で囲む必要があります。 アプリケーション名が指定されなかった場合、グループの既定の BizTalk アプリケーションが使用されます。
/Type (または /T、解説を参照) はい System.BizTalk:Com (この値では大文字と小文字は区別されません)。
/Overwrite (または /Ov、解説を参照) いいえ 既存の COM コンポーネントを更新するためのオプション。 指定しなかった場合、追加する COM コンポーネントと同じファイル名の COM コンポーネントが既にアプリケーションに存在した場合、AddResource 操作は失敗します。
/Source (または /So、解説を参照) はい COM コンポーネントの .dll ファイルの完全パス (ファイル名を含む)。 パスにスペースが含まれている場合は、二重引用符 (") で囲む必要があります。
/Destination (または /De、解説を参照) いいえ アプリケーションを .msi ファイルからインストールしたときに COM コンポーネントの .dll ファイルがコピーされる場所 (完全パス)。 指定しなかった場合、インストール中、ファイルはローカル ファイル システムにコピーされません。つまり、インストール中にコンポーネントを Windows レジストリに追加することはできなくなります。 パスにスペースが含まれている場合は、二重引用符 (") で囲む必要があります。 Regsvr32OnInstallOption を指定した場合は、Destination も指定する必要があります。
/Options (または /Op、解説を参照) いいえ Regsvr32OnInstall。 指定した場合、アプリケーションを .msi ファイルからインストールしたときに、COM コンポーネントが Windows レジストリに追加されます。 このオプションを指定した場合は、Destination も指定する必要があります。
/Server (または /Se、解説を参照) いいえ BizTalk 管理データベースをホストする SQL Server インスタンスの名前。ServerName\InstanceName,Port の形式で指定します。

インスタンス名の指定は、そのインスタンス名がサーバー名と異なる場合にのみ必要です。 ポートの指定は、SQL Server で使用するポート番号が既定値 (1433) と異なる場合にのみ必要です。

例 :

Server=MyServer

Server=MyServer\MySQLServer,1533

指定しなかった場合、ローカル コンピューターで実行されている SQL Server インスタンスの名前が使用されます。
/Database (または /Da、解説を参照) いいえ BizTalk 管理データベースの名前。 指定しない場合は、SQL Serverのローカル インスタンスで実行されている BizTalk 管理データベースが使用されます。

サンプル

BTSTask AddResource /ApplicationName:MyApplication /Type: System.BizTalk:Com /Overwrite /Source:"C:\Source Components\COM.dll" /Destination:"C:\New Components\COM.dll" /Options:Regsvr32OnInstall /Server:MyDatabaseServer /Database:BizTalkMgmtDb

注釈

パラメーターの大文字と小文字は区別されません。 パラメーター名は、すべて入力する必要はありません。最初の数文字 (一意に特定できるだけの文字数) を入力するだけで構いません。

参照

AddResource コマンド
.NET アセンブリをアプリケーションに追加する方法