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基本的なオーケストレーション デザイン

BizTalk Adapter for PeopleSoft Enterprise で基本的なオーケストレーションを作成する場合、XML の受信はオーケストレーションの受信ポートで行います。 次に、その XML をバックエンド システムに送信して処理します。 バックエンド システムでは、オーケストレーションを停止してエラーを生成する例外が発生する可能性があります。 生成されるエラーには、完了しなかったオーケストレーションの情報が示されます。 エラーの原因をデバッグする際、この情報はあまり役に立ちません。

SQLExecute.odx でのバックエンド処理中の例外処理を示す BizTalk アダプターの基本的なオーケストレーション設計の図。
例外処理

エラーが発生すると、呼び出しは中断されます。 監査ログで、その呼び出しは [FAILED] に設定されます。 監査ログで [FAILED] を右クリックすると、失敗した呼び出しからポップアップ メッセージが表示されます。 レポートの選択項目をクリックすると、バックエンド システムからのエラーに対し、エラーの内容と原因が表示されます。

オーケストレーションが中断状態にならないようにし、エラーをリダイレクトするには、CatchExpression を作成します。 バックエンドで生成される例外をトラップし、エラーの原因の特定に役立てるには、オーケストレーションでスコープ図形を使用します。

SQLExecute.odx の CatchExpression にリダイレクトされた障害を示す BizTalk アダプターの基本的なオーケストレーション設計の図。
例外処理の全体図

参照

BizTalk Server 例外処理の使用