XML アセンブラー パイプライン コンポーネントでの文字エンコード
XML アセンブラー パイプライン コンポーネントでは、ユーザー指定の文字エンコード方法に基づいてメッセージを生成します。指定できるエンコード方法は、次の表に示す 2 つの方法があります。
エンコード レベル | エンコード方法 |
---|---|
コンポーネント | パイプライン Designerで Target charset コンポーネント プロパティを設定します。 |
Message | メッセージ コンテキストに XMLNorm.TargetCharset プロパティを設定します。 メモ:メッセージ コンテキスト プロパティは、パイプライン Designerで設定されたコンテキスト プロパティを常にオーバーライドします。 |
XML アセンブラーでは、次のアルゴリズムに基づいて、出力メッセージのエンコードを決定します。
XMLNorm.TargetCharset コンテキスト プロパティが設定されている場合、その値が使用されます。
それ以外の場合は、Pipeline Designer で Target charset プロパティが指定されている場合、その値が使用されます。
それ以外の場合、 XMLNorm.SourceCharset プロパティを指定すると、その値が使用されます。
上記のいずれのプロパティも設定されていなかった場合は、UTF-8 エンコードが使用されます。
XML アセンブラーは、BizTalk メッセージ オブジェクトのエンコード情報を プロパティに
IBaseMessagePart.Charset
保存します。 Unicode または UTF-8 エンコードを使用する場合、送信メッセージには常にバイト オーダー マーク (BOM) が追加されます。XML アセンブラー コンポーネントを含む既定の XML 送信パイプラインを使用する場合、生成されたドキュメントは、サーバーに送信されたときと同じ文字セットを使用してエンコードすることも、サーバー内にドキュメントが作成され 、XMLNorm.TargetCharset が指定されていない場合は UTF-8 を使用してエンコードすることもできます。
参照
XML アセンブラー パイプライン コンポーネント
XML アセンブラー パイプライン コンポーネントを構成する方法
Pipelines-AssemblerDisassembler (BizTalk Server サンプル フォルダー)