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グローバルまたはフォールバック アグリーメントのプロパティの構成

BizTalk Serverでは、フォールバック 契約プロパティを使用して、インターチェンジに解決するアグリーメントが検出されない場合にメッセージを処理します。 フォールバック アグリーメント プロパティは、アグリーメントがわかっているときは使用されず、すべてのアグリーメントに適用されるものではありません。

BizTalk Serverメッセージを受信すると、契約の送信者情報とメッセージ内の送信者情報との照合が試行されます。 送信者の情報は、X12 メッセージの場合は IS5 および IS6 データ要素に格納され、EDIFACT の場合は UNB2.1 および UNB 2.2 データ要素に格納されています。 契約情報は、[契約の プロパティ ] ダイアログ ボックスの [一方向アグリーメント] タブの [識別子] タブにあります。 BizTalk Serverが契約を検出しない場合、BizTalk Serverはフォールバック アグリーメントプロパティを使用して名前空間を決定し、メッセージを処理し、受信確認を送信します。

BizTalk Serverがメッセージを送信すると、EDI 送信パイプラインは、メッセージ ボックス内の XML メッセージをサブスクライブする送信ポートと、アグリーメントに関連付けられている送信ポートを照合することによって、メッセージが解決されるアグリーメントを決定します。 送信ポートが契約に関連付けられていない場合、BizTalk Serverはフォールバック アグリーメントプロパティを使用して送信メッセージを処理します。

Note

送信ポートの関連付けは、アグリーメントを解決する 1 つの方法にすぎません。 送信メッセージの契約解決の詳細については、「 送信 EDI メッセージの契約解決とスキーマ決定」を参照してください。

このセクションの内容

参照

EDI 処理におけるアグリーメントのロール