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Web メッセージの構築

[Web メッセージの種類] から Web メッセージを構築します。 Web 参照を追加すると、BizTalk では、追加された Web サービスの Web メソッドに基づいて Web メッセージの種類が自動的に作成されます。 Web メッセージをオーケストレーションに追加するには、メッセージの種類を Web メッセージの種類のいずれかに設定します。 プリミティブ .NET 型またはスキーマ型に基づいて、個々のメッセージ部分を作成します。 メッセージ部分を含まない Web メッセージも構築できます。

Web メッセージの種類

Web メッセージの種類は、Reference.odx に定義されています。Web メッセージの種類は、通常のメッセージの種類と同じですが、変更、名前変更、および削除を行うことはできません。 Web メッセージの種類を削除するには、BizTalk プロジェクトから Web 参照を削除する必要があります。

BizTalk プロジェクトは、追加された Web サービスにある Web メソッドごとに、要求に使用する Web メッセージの種類を 1 つ、応答に使用する Web メッセージの種類を 1 つ作成します。 Web メソッドが一方向の操作である場合、BizTalk は要求に使用する Web メッセージの種類のみを作成します。 要求に使用する Web メッセージの種類には、Web メソッドの入力パラメータごとに 1 つのメッセージ部分が含まれます。 応答に使用する Web メッセージの種類には、戻り値を格納するためのメッセージ部分が含まれ、Web メソッドの出力パラメータごとに 1 つのメッセージ部分が含まれます。

Web メソッド パラメータ (入力または出力) に応じて、BizTalk はプリミティブ .NET 型またはスキーマ型から Web メッセージの種類を作成します。 Web メソッド パラメータがプリミティブ .NET 型である場合、メッセージ部分はプリミティブ .NET 型を使用します。 Web メソッド パラメータがスキーマ型である場合、BizTalk は BizTalk プロジェクトに Reference.xsd 内のスキーマとして、スキーマ型を追加します。 このスキーマがメッセージ部分の基礎になります。 Reference.xsd は Web 参照フォルダにあります。

別の方法として、.NET クラスを呼び出すことで、プリミティブ .NET 型とスキーマ .NET 型の両方を作成できます。 .NET クラスを使用してメッセージの種類を作成する方法の詳細については、「 ユーザー コードでのメッセージの作成」を参照してください。

Web メッセージ

Web メッセージは、Web サービスを利用 (呼び出し) するときに使用するメッセージです。 Web メッセージは、通常のメッセージと同様にオーケストレーションに追加できます。ただし、メッセージの種類を、Web 参照を追加するときに作成されたいずれかの Web メッセージの種類に設定する必要があります。

メッセージ パーツ

Web メッセージを作成したら、個々のメッセージ部分を構築します。 メッセージ パーツでプリミティブ .NET 型を使用する場合は、 メッセージ割り当て 図形を使用します。 メッセージ パーツでスキーマの種類を使用する場合は、[ 変換] 図形または [メッセージの割り当て] 図形を使用します。 詳細については、「 ユーザー コードでのメッセージの作成」を参照してください。

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