スキーマの作成
BizTalk エディターを使用すると、メッセージ スキーマとプロパティ スキーマという 2 種類のスキーマを作成できます。
Note
メッセージ スキーマにはいくつかの種類 (XML メッセージ スキーマ、フラット ファイル メッセージ スキーマ、およびエンベロープ スキーマ) があります。
メッセージ スキーマでは、構造を定義して、取引先やアプリケーションとの送信および受信を行うメッセージの内容を制限します。 メッセージ スキーマは、Microsoft BizTalk Serverで使用するスキーマの最も一般的な種類です。 BizTalk Serverは、ビジネス ドキュメントと、それらを格納するために使用されるエンベロープの両方の XML メッセージ スキーマを作成できます。また、BizTalk エディターへのフラット ファイル拡張機能を使用することで、ヘッダー、本文、トレーラーのスキーマを含むフラット ファイル メッセージ スキーマを作成できます。
プロパティ スキーマは、特殊なスキーマです。 プロパティ スキーマは、インスタンス メッセージからメッセージ コンテキストに昇格されるフィールドおよびレコードのデータに使用する検証テンプレートを提供します。 プロパティ スキーマは、実行時に昇格される厳密に型指定された正式なデータを提供するために使用します。
プロパティの昇格は、インスタンス メッセージ内からユーザーが定義した重要な情報をプルし、メッセージを処理しているBizTalk ServerコンポーネントがBizTalk Serverを通過する際にアクセスしやすくするための一元的なメカニズムを提供します。 昇格させたプロパティの一般的な使用方法は、メッセージ インスタンスとサブスクリプションを照合することです。これにより、メッセージを正しくルーティングできます。
このセクションでは、BizTalk Server のさまざまなスキーマを作成する方法について説明し、複数の種類のスキーマの関連項目を示します。