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プローブ パイプライン コンポーネントの開発

メッセージ プローブ機能をサポートする必要がある場合、すべてのパイプライン コンポーネント (一般、アセンブリ、または逆アセンブリ) は、 インターフェイスを実装 IProbeMessage できます。 プローブ コンポーネントは、 FirstMatch 実行モードのパイプライン ステージで使用されます。 このモードのステージでは、BizTalk Server メッセージング エンジンからプローブ コンポーネントにメッセージの先頭部分が渡され、コンポーネントで認識できる形式のメッセージかどうかが確認されます。 コンポーネントで認識できる形式の場合は、メッセージ全体が対応するコンポーネントに渡され、処理されます。

IProbeMessage インターフェイスは、1 つのメソッド Probe を公開します。これにより、コンポーネントはメッセージの先頭部分をチェックできます。 戻り値により、このコンポーネントが実行されているかどうかが決まります。 以下の手順に、BizTalk メッセージング エンジンで、認識が必要なステージを実行する方法を示します。

  1. ステージにコンポーネントが含まれていない場合、ステージは実行されず、メッセージが後続のステージに渡されて処理されます。

  2. コンポーネントが IProbeMessage インターフェイスを実装しているかどうかを確認します。 実装されていない場合、メッセージング エンジンはコンポーネントを呼び出します。 ステージ処理が実行され、メッセージが次のステージに渡されます。

  3. Probe メソッドが呼び出されます。 戻り値が True の場合、コンポーネントが実行されます。 この場合、ステージ処理が実行され、メッセージが次のステージに渡されます。

  4. メッセージング エンジンは、ステージの次のコンポーネントを取得します。 追加のコンポーネントが存在せず、どのコンポーネントも実行されていない場合、パイプライン処理が失敗したことを示すエラーが生成されます。 追加のコンポーネントが存在せず、1 つ以上のコンポーネントが実行されている場合、処理が実行されます。

    ステージが認識を必要としない場合 (実行モードが All など)、メッセージング エンジンは、 IProbeMessage インターフェイスに対して最初にクエリを実行して Probe メソッドを呼び出すことなく、コンポーネントを呼び出します。

参照

全般パイプライン コンポーネントの開発
アセンブラー パイプライン コンポーネントの開発
逆アセンブラー パイプライン コンポーネントの開発
パイプライン コンポーネントからのエラーの報告
ネイティブ パイプライン コンポーネントの構成
パイプライン コンポーネントの展開