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フィールドへの文字の埋め込み

概要

埋め込み文字は、フィールド内のデータが、そのフィールドに予約されている文字数またはバイト数より小さい場合、区切られたレコードおよび位置指定レコード内のフィールドで使用されます。 データだけではフィールドの長さが余ってしまうときに、その差を調整するための文字です。 パッド文字は、対応する Field 要素ノードと Field Attribute ノードの Pad Character プロパティと Pad Character Type プロパティを使用して、フィールドごとに指定されます。 特定のフィールドに埋め込み文字が指定されていない場合は、そのフィールドに既定の埋め込み文字であるスペース (" ") が使用されます。

受信インスタンス

受信インスタンス メッセージの場合、特定のレコードが位置指定ベースか区切り文字ベースであるかに関係なく、フラット ファイル逆アセンブラーは、インスタンス メッセージを等価な XML 形式に変換する際、特定のフィールドに対して指定された埋め込み文字または既定の埋め込み文字が先頭または末尾に出現する場合、それらの文字をすべて破棄します。 破棄される関連するパッド文字の先頭または末尾のインスタンスは、対応する Field Element ノードと Field Attribute ノードの Justification プロパティが、それぞれ Right または Left に設定されているかどうかによって異なります。

送信インスタンス

送信インスタンス メッセージの場合、フラット ファイル アセンブラーは、フィールドの長さと等しくなるように、指定された埋め込み文字または既定の埋め込み文字をフィールドに挿入します。 対応する Field 要素ノードと Field Attribute ノードの Justification プロパティがそれぞれ Right または Left に設定されているかどうかに基づいて、データ文字の前後にパッド文字が挿入されます。

送信インスタンス メッセージに埋め込まれるフィールドが位置指定レコード内に含まれている場合、対応する Field Element ノードまたは Field Attribute ノードの位置オフセットプロパティと位置長プロパティを、フィールドに含める必要があるデータ文字の数と組み合わせて、埋め込み文字が必要かどうかを判断し、必要な場合は文字数を決定します。 送信インスタンス メッセージに埋め込まれるフィールドが区切りレコード内に含まれている場合、対応する Field Element ノードまたは Field Attribute ノードの [埋め込み文字の最小長] プロパティの値がデータ文字の数を超えた場合にのみ、埋め込み文字が挿入されます。

この記事で説明されているプロパティの詳細については、 UI ガイダンスと開発者 API 名前空間リファレンスの を参照してください

参照