BizTalk 追跡データベースからデータを削除する
BizTalk 追跡 (BizTalkDTADb) データベースからデータを削除すると、DTA Purge and Archive ジョブにより、メッセージおよびサービス インスタンスの情報、オーケストレーション イベントの情報、ルール エンジン追跡データなど、さまざまな種類の追跡情報が BizTalk 追跡 (BizTalkDTADb) データベースから削除されます。
重要
BizTalk 追跡 (BizTalkDTADb) データベースは、この手順を使用してもアーカイブされません。
警告
追跡が有効になっていない状態で例外がキャッチされてオーケストレーションで処理されると、開始状態の孤立した追跡インスタンスおよび例外情報が、BizTalk 追跡 (BizTalkDTADb) データベースに挿入される場合があります。 このレコードは、データベースを削除した後も残ります。
前提条件
この手順を実行するには、SQL Server sysadmin 固定サーバー ロールのメンバーであるアカウントでサインインします。
BizTalk 追跡データベースからデータを消去する
BizTalk Tracking (BizTalkDTADb) データベースをホストするSQL Serverで、SQL Server Management Studioを開きます。
[ サーバーへの接続] で、BizTalk Tracking (BizTalkDTADb) データベースが存在する SQL サーバーの名前を入力し、認証の種類を入力し、[ 接続 ] を選択して SQL サーバーに接続します。
[SQL Server エージェント] をダブルクリックし、[ジョブ] を選択します。
[オブジェクト エクスプローラーの詳細] で、[DTA Purge and Archive (BizTalkDTADb)] を右クリックし、[プロパティ] を選択します。
[ ジョブのプロパティ - DTA Purge and Archive (BizTalkDTADb)] で、[ ページの選択] で [ステップ] を選択 します。
[ジョブ ステップ] の一覧で、[アーカイブと消去] を選択し、[編集] を選択します。
[ ジョブ ステップのプロパティ - アーカイブと消去] の [ 全般 ] ページの [コマンド ] ボックスで、 exec dtasp_BackupAndPurgeTrackingDatabase を exec dtasp_PurgeTrackingDatabaseに変更します。
注意事項
exec dtasp_PurgeTrackingDatabase ストアド プロシージャでは、BizTalk Tracking (BizTalkDTADb) データベースはアーカイブされません。 このオプションを使用する前に、アーカイブ済みの追跡データが不要であることを確認してください。
[ コマンド ] ボックスで、次のパラメーターを更新し、[ OK] を選択します。
@nHours tinyint — (ライブ時間) + (ライブ日) より前の完了したインスタンスは、関連付けられているすべてのデータと共に削除されます。
@nDays tinyint — (ライブ時間) + (ライブ日) より前の完了したインスタンスは、関連付けられているすべてのデータと共に削除されます。 既定の間隔は 1 日です。
@nHardDays tinyint — データが不完全な場合でも、この日より古いデータはすべて削除されます。 HardDeleteDays に指定する間隔は、データの有効期間よりも大きい値にする必要があります。 データの有効期間は、BizTalk 追跡データベース (BizTalkDTADb) でデータを追跡する間隔になります。 この間隔より古いデータは、次のアーカイブ時にアーカイブしてから削除できます。
@dtLastBackup — BizTalk Tracking (BizTalkDTADb) データベースからデータを消去するには、これを GetUTCDate() に設定します。 NULL に設定すると、データはデータベースから消去されません。
@fHardDeleteRunningInstances int - 既定値は 0 です。 1 に設定すると、値より古い実行中のすべてのサービス インスタンスが @nHardDeleteDays 削除されます。
Note
プロパティは@fHardDeleteRunningInstances、BizTalk Server 2016 累積的な更新プログラム 1、BizTalk Server 2013 R2 累積的な更新プログラム 6、およびBizTalk Server 2013 累積的な更新プログラム 5 以降で使用できます。
編集したスクリプトは次のようになります。
declare @dtLastBackup datetime set @dtLastBackup = GetUTCDate() exec dtasp_PurgeTrackingDatabase 1, 0, 1, @dtLastBackup, 1
[ジョブのプロパティ - DTA Purge and Archive (BizTalkDTADb)] ダイアログ ボックスの [ページの選択] で、[全般] を選択し、[有効なチェック] ボックスを選択し、[OK] を選択します。