バッチ処理に対応したトランザクション受信アダプター用のインターフェイス
メッセージのトランザクション送信が必要な場合、受信アダプターはトランザクションを作成して制御します。
トランザクション受信アダプターは、IBTTransportBatch インターフェイスの Done メソッドで Microsoft 分散トランザクション コーディネーター (MSDTC) トランザクションへのポインターを作成して渡します。 これにより、すべてのバッチ操作がその特定のトランザクション オブジェクトのスコープ内で実行されることが保証されます。 バッチ送信が完了すると、アダプターのコールバック メソッドがトランザクションをコミットまたはロールバックします。 どちらのアクションを実行するかは、トランスポート プロキシから返されるステータス、および場合によっては、アダプターが実行する、トランスポート プロキシには認識されない他のトランザクション関連処理によって決まります。 アダプターは、トランザクションの失敗または成功を判断します。 アダプターは、IBTDTCCommitConfirm インターフェイスの DTCCommitConfirm メソッドを使用して、トランザクションの結果 (コミットまたはロールバック) をトランスポート プロキシに報告します。 成功した true
トランザクションまたは false
エラーの場合は、 が渡されます。
バッチ処理に対応したトランザクション受信アダプターを作成するときの、オブジェクト間の対話処理を次に示します。
DTC トランザクションを使用してメッセージのバッチを送信する受信アダプターのワークフロー
参照
アダプター変数
受信アダプターの開発
受信アダプターのインスタンス化と初期化
インプロセス受信アダプター用のインターフェイス
分離受信アダプター用のインターフェイス
バッチ処理に対応した受信アダプター用のインターフェイス
要求 - 応答の同期受信アダプター用のインターフェイス