オーケストレーションでの直接バインド ポートの操作
直接バインドされたポートには、MessageBox、自己相関、パートナー オーケストレーションの 3 種類があります。
メッセージ ボックスの直接バインド ポートは、パブリッシュ/サブスクライブ デザイン パターンを可能にします。 メッセージ ボックスの直接バインド ポート上の送信メッセージは、メッセージ ボックス データベースに公開され、サブスクリプションに基づいてメッセージの受信者により取得されます。 MessageBox ダイレクト バインド ポートとして構成された論理受信ポートは、MessageBox データベースから直接メッセージを取得します。 受信図形をアクティブ化する場合、MessageBox ダイレクト バインド受信ポートは、メッセージの種類とフィルター式へのサブスクリプションを介してメッセージを取得します。 アクティブでない 受信 図形の場合、MessageBox ダイレクト バインド受信ポートは、メッセージの種類と関連付けセットへのサブスクリプションを介してメッセージを取得します。
自己関連付けを行う直接バインド ポートは、非同期のオーケストレーション間通信のデザインを支援します。 自己関連付けを行う直接バインド ポートに送信されたメッセージは、その自己関連付けを行う直接バインド ポートの受信側を作成したオーケストレーションのインスタンスにルーティングされます。
パートナー オーケストレーションの直接バインド ポートは、オーケストレーション間通信を提供します。 パートナー オーケストレーションの直接バインド ポート上の送信メッセージは、対象とする受信者のオーケストレーションに送信でき、パートナー オーケストレーションの直接バインド ポート上の受信メッセージは、目的とする送信者のオーケストレーションから受信できます。
直接バインドでは、メッセージがオーケストレーションから別のオーケストレーションへ直接送信されるように見えますが、実際には、どの種類の論理ポート経由であっても、送信されるすべてのメッセージは常にメッセージ ボックス データベースを介して伝達されます。 また、直接バインド ポートは単なる論理ポートなので、直接バインドはデザイン時の構成機能でしかありません。 直接バインド ポートを物理ポートにバインドすることはできず、デザイン時に、直接バインドの構成を変更できるだけです。