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イベント ログへの情報の書き込み

既定のアプリケーション ログまたはカスタム イベント ログに情報を書き込むことで、BizTalk アプリケーション内の異なるビジネス プロセスの進捗を監視できます。 イベント ログへの書き込みは、次のようなシナリオで役に立ちます。

  • Windows で提供されているツールを使用し、標準的な方法でアプリケーションのメッセージにアクセスする。

  • より完全な履歴を残すために、サーバー環境からの他のメッセージと共に情報をアーカイブする。

  • イベント ログと対話できるツールを使用してアプリケーションを監視する。

Note

System.Diagnostics.EventLog.WriteEntry メソッドには、メッセージ文字列に関してサイズ制限があります。 メッセージ文字列が 32,766 バイトを超えると、例外が発生します。

アプリケーション ログへの書き込み

次に示すように、 System.Diagnostics.EventLog を使用して、コードからアプリケーション ログまたはその他のログに書き込むことができます。

System.Diagnostics.EventLog.WriteEntry("Orchestration Debug", System.String.Format("The Value = {0}", iResult));  

同様に、次のように記述することもできます。

EventLog appLog = new EventLog();   
appLog.Source = "This Application's Name";  
appLog.WriteEntry("An entry to the Application event log.");  

カスタム ログを使用している場合は、 SourceExists メソッドを使用して、書き込む前に存在することを確認する必要があります。

カスタム ログへの書き込み

カスタム ログへの書き込みはアプリケーション ログへの書き込みと似ていますが、最初にカスタム ログを作成する必要があります。 カスタム ログは簡単なコードで作成できます。

// Create the source, if it does not already exist. if(!EventLog.SourceExists("MySource"))   
{   
  //An event log source should not be created and immediately used.  
  //There is a latency time to enable the source, it should be created  
  //prior to executing the application that uses the source.  
  EventLog.CreateEventSource("MySource", "MyNewLog");  
}  

ただし、新しいイベント ログを作成するためのセキュリティ特権を持つアカウントでコードが実行されることを前提にすることはできません。 イベント ログの作成には管理者特権が必要であり、別のユーティリティ プログラムで、またはできれば .msi インストールの一部として作成する必要があります。 エクスポートされた .msi インストールでカスタム スクリプトを使用する方法の詳細については、「 前処理スクリプトと後処理スクリプトを使用したアプリケーション展開のカスタマイズ」を参照してください。