XSLT 変換コンポーネント (BizTalk Server サンプル)
XSLT 変換コンポーネント サンプルは、カスタム パイプライン コンポーネントを作成し、XSLT を使用して XML メッセージを変換する方法を示します。
このサンプルの処理
このサンプルでは、次の手順で変換を行います。
XML ドキュメントがフォルダから取得されます。
パイプラインは Transform.xsl を使用して、XML ドキュメントを電子メール メッセージの HTML 本文に変換します。
このサンプルの場所
<Samples Path>\Pipelines\XslTransformComponent\
次の表は、このサンプルのファイルとその目的を示しています。
ファイル | 説明 |
---|---|
AssemblyInfo.cs | C# アセンブリ ファイル。 |
Cleanup.bat | サンプルのクリーンアップ ファイル。 |
Confirmation.xsd | サンプルのスキーマ ファイル。 |
DocInstance.xml | 変換するサンプルの .xml ファイル。 |
SendHtmlMessage.btproj | BizTalk プロジェクト。 |
Setup.bat | 構成バッチ ファイル。 |
Xml2HtmlSendPipeline.btp | BizTalk Server パイプライン ファイル。 |
XslTransform.csproj | C# プロジェクト。 |
XslTransformComponent.sln | サンプルのソリューション ファイル。 |
XslTransformComponentBinding.XML | XML バインド ファイル。 |
XslTransformer.cs | C# ソース コード。 |
Transform.xsl | DocInstance.xml の変換に使用する XSLT ファイル。 |
このサンプルのビルドと初期化
次の手順を使用して、XSLT 変換コンポーネント サンプルをビルドおよび初期化します。
このサンプルを作成および初期化するには
コマンド ウィンドウで、ディレクトリ (cd) を次のフォルダーに変更します。
<Samples Path>\Pipelines\XslTransformComponent
ファイル Setup.bat を実行すると、次のアクションが実行されます。
サンプルで使用される入力 (\In) フォルダと出力 (\Out) フォルダを作成します。
新しいキー ファイルを生成します。
XSLT 変換コンポーネント パイプラインをビルドおよび展開します。
ビルドされたパイプライン コンポーネントをインストール パス>\パイプライン コンポーネント フォルダーに<コピーします。
送信ポートおよび受信ポートを作成します。
Note
このサンプルを実行する前に、ビルド処理および初期化処理でエラーが報告されていないことを確認してください。
Note
Setup.bat が行った変更を元に戻すには、BizTalk Server 管理 MMC コンソールでホスト インスタンスをまず停止し、再起動する必要があります。 次に、Cleanup.bat を実行します。 Setup.bat を 2 回目に実行する場合は、その前に Cleanup.bat を実行してください。
このサンプルの実行
次の手順を使用して、XSLT 変換コンポーネント サンプルを実行します。
このサンプルを実行するには
DocInstance.xml を \In フォルダにコピーします。
\Out フォルダ内の結果を確認します (出力ファイル名は guid.htm)。
SMTP を使用したこのサンプルの構成
次の手順を使用して、SMTP サーバーで使用する XSLT 変換コンポーネント サンプルを構成します。
SMTP を使用してこのサンプルを構成するには
SMTP のトランスポートの種類を使用するように XSLT 変換コンポーネントの送信ポートを再構成します。
SMTP 構成に合わせてアドレス (URI) パラメータを変更し、SMTP 設定を構成します。
SMTP ポートに出力するためのこのサンプルの実行
次の手順を使用して、XSLT 変換コンポーネント サンプルを実行し、SMTP ポートに出力します。
SMTP ポートに出力するためのこのサンプルを実行するには
DocInstance.xml を \In フォルダにコピーします。
SMTP に構成されている送信先受信者のメール クライアントの結果を確認します。