/WINMD (Windows メタデータの生成)
Windows ランタイム メタデータ (.winmd) ファイルの生成を有効にします。
/WINMD[:{NO|ONLY}]
引数
/WINMD
ユニバーサル Windows プラットフォーム アプリの既定の設定。 リンカーは、バイナリ実行可能ファイルと .winmd メタデータ ファイルの両方を生成します。
/WINMD:NO
リンカーはバイナリ実行可能ファイルのみを生成します。 .winmd ファイルは生成されません。
/WINMD:ONLY
リンカーは .winmd ファイルのみを生成します。バイナリ実行可能ファイルは生成されません。
解説
/WINMD リンカー オプションは、Windows ランタイム メタデータ (.winmd) ファイルの作成を制御するために、UWP アプリと Windows ランタイム コンポーネント用に使用されます。 .winmd ファイルは、Windows ランタイム型のメタデータを含んだ DLL の一種です。ランタイム コンポーネントの場合は、それらの型の実装が含まれます。 メタデータは ECMA-335 標準に従います。
既定では、出力ファイル名の形式は binaryname.winmd となります。 異なるファイル名を指定するには、/WINMDFILE オプションを使用します。
Visual Studio 開発環境でこのリンカー オプションを設定するには
プロジェクトの [プロパティ ページ] ダイアログ ボックスを開きます。 詳細については、Visual Studio での C++ コンパイラとビルド プロパティの設定に関する記事を参照してください。
[構成プロパティ]>[リンカー]>[Windows メタデータ] プロパティ ページを選択します。
[Windows メタデータの生成] ドロップダウン リスト ボックスで、必要なオプションを選択します。
関連項目
チュートリアル: シンプルな Windows ランタイム コンポーネントの作成と JavaScript からのその呼び出し
Microsoft インターフェイス定義言語 3.0 の概要
/WINMDFILE (winmd ファイルの指定)
/WINMDKEYFILE (キー ファイルの指定)
/WINMDKEYCONTAINER (キー コンテナーの指定)
/WINMDDELAYSIGN (winmd の部分署名)
MSVC リンカーのリファレンス
MSVC リンカー オプション