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local_t 構造体

擬似時計。

構文

struct local_t {}; // C++20

解説

この構造体を time_point テンプレートの引数として使用して、time_point が現地時刻を表すことを示します。 local_t を指定しても、現地時刻のタイム ゾーンは指定されません。

local_t を使用する方法の例として、local_days ld{Sunday[1] / January / 2021}; の宣言を考えます。これは最終的に time_point<local_t, duration<long long>; に解決され、local_t は、time_point が現地時刻を表していることを示します。

非メンバー

名前 説明
from_stream 指定した形式を使用して、指定したストリームから local_time を解析します。
operator<< 指定したストリームに local_time を出力します。
名前 説明
local_days local_time<days> と同義。 std::chrono で定義します。
local_seconds local_time<seconds> と同義。 std::chrono で定義します。
local_time template <class Duration> using local_time = time_point<local_t, Duration> と同義。 現地時刻の time_point を表す場合に便利です。 Duration を指定します。 std::chrono で定義します。

要件

Header: <chrono> (C++20 以降)

名前空間: std::chrono

コンパイラ オプション: /std:c++latest

関連項目

<chrono>
file_clock class
gps_clock class
high_resolution_clock
steady_clock 構造体
system_clock 構造体
tai_clock クラス
ヘッダー ファイル リファレンス