方法: システム ブラシを使用して領域を塗りつぶす
SystemColors クラスは、ControlBrush、ControlBrushKey、DesktopBrushなどのシステム ブラシと色へのアクセスを提供します。 システム ブラシは、指定したシステムカラーで領域を塗りつぶす SolidColorBrush オブジェクトです。 システム ブラシは常に単色の塗りつぶしを生成し、グラデーションの作成には使用できません。
システム ブラシは、静的リソースまたは動的リソースとして使用できます。 アプリケーションの実行中にユーザーがシステム ブラシを変更した場合にブラシを自動的に更新する場合は、動的リソースを使用します。それ以外の場合は、静的リソースを使用します。 SystemColors クラスには、厳密な名前付け規則に従うさまざまな静的プロパティが含まれています。
*<SystemColor>*Brush
指定したシステムカラーの SolidColorBrush への静的参照を取得します。
*<システムカラー>*ブラシキー
指定したシステムカラーの SolidColorBrush への動的参照を取得します。
*<システムカラー>*カラー
指定したシステムカラーの Color 構造体への静的参照を取得します。
*<SystemColor>*ColorKey
指定したシステムカラーの Color 構造への動的参照を取得します。
システム カラーは、ブラシの構成に使用できる Color 構造です。 たとえば、LinearGradientBrush オブジェクトのグラデーション分岐点の Color プロパティをシステム カラーで設定することで、システム カラーを使用してグラデーションを作成できます。 例については、「グラデーションでシステム カラーを使用する
例
次の例では、動的システム ブラシ参照を使用して、ボタンの背景を設定します。
<Page xmlns="http://schemas.microsoft.com/winfx/2006/xaml/presentation"
xmlns:x="http://schemas.microsoft.com/winfx/2006/xaml"
WindowTitle="SystemColors Example" Background="White">
<StackPanel Margin="20">
<!-- Uses a dynamic resource to set the
background of a button.
If the desktop brush changes while this application
is running, this button will be updated. -->
<Button
Background="{DynamicResource {x:Static SystemColors.DesktopBrushKey}}"
Content="Hello, World!" />
</StackPanel>
</Page>
次の例では、静的システム ブラシ参照を使用して、ボタンの背景を設定します。
<Page xmlns="http://schemas.microsoft.com/winfx/2006/xaml/presentation"
xmlns:x="http://schemas.microsoft.com/winfx/2006/xaml"
WindowTitle="SystemColors Example" Background="White">
<StackPanel Margin="20">
<!-- Uses a static brush to set the
background of a button.
If the desktop brush changes while this application
is running, this button will not be updated until
the page is loaded again. -->
<Button
Background="{x:Static SystemColors.DesktopBrush}"
Content="Hello, World!" />
</StackPanel>
</Page>
グラデーションでシステムカラーを使用する方法を示す例については、「グラデーションでシステムカラーを使用する
関連項目
.NET Desktop feedback