ICorDebugProcess::SetThreadContext メソッド

このプロセスに指定されたスレッドのコンテキストを設定します。

構文

HRESULT SetThreadContext(
    [in] DWORD threadID,
    [in] ULONG32 contextSize,
    [in, length_is(contextSize), size_is(contextSize)]
    BYTE context[]);

パラメーター

threadID [in]コンテキストを設定するスレッドの ID。

contextSize [in] context 配列のサイズ。

context [in]スレッドのコンテキストを記述するバイトの配列。

コンテキストでは、スレッドが実行されているプロセッサのアーキテクチャが指定されます。

解説

実際にはスレッドが "ハイジャックされた" 状態であり、そのコンテキストが一時的に変更されている可能性があるため、Win32 SetThreadContext 関数ではなく、このメソッドをデバッガーで呼び出す必要があります。 このメソッドは、スレッドがネイティブ コード内にある場合にのみ使用してください。 マネージド コード内のスレッドでは、ICorDebugRegisterSet を使用してください。 アウトオブバンド (OOB) デバッグ イベント中は、スレッドのコンテキストを変更する必要はありません。

渡されるデータは、現在のプラットフォームのコンテキスト構造です。

不適切に使用されると、このメソッドによってランタイムが破損する可能性があります。

必要条件

:「システム要件」を参照してください。

ヘッダー: CorDebug.idl、CorDebug.h

ライブラリ: CorGuids.lib

.NET Framework のバージョン: 2.0 以降で使用可能