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ワークフロー要素

この記事は、ワークフローを構成するさまざまな要素について説明します。

ワークフローは "要素" から構成されます。 次のセクションでは、要素の各タイプについて説明します。

タスク

タスクとは、実行する必要のある作業単位です。 ワークフローに追加できるタスクには、手動タスクと自動化タスクの 2 種類があります。

手動タスク

手動タスクは、ユーザーが実行する必要がある作業単位です。 たとえば、経費精算書ワークフローの手動タスクの場合、担当ユーザーは、次のアクションを完了する必要があります。

  • 経費精算書と共に提出された領収書の確認。
  • 従業員の管理者への電話。

自動化タスク

自動化タスクは、システムが実行する必要がある作業単位です。 ユーザーの介在を必要としません。 たとえば、販売注文ワークフローには、システムが完了しなければならない次のような自動化タスクがあります。

  • 与信チェックの実行。
  • 顧客の顧客レコードの作成 (レコードがまだ存在しない場合)。

承認プロセス

承認プロセスは、複数のステップから構成されるプロセスです。 各承認ステップで、ユーザーは次の操作を行うことができます:

  • ドキュメントの承認。
  • ドキュメントの否認。
  • ドキュメントに対する変更依頼。
  • 別のユーザーへの承認対象ドキュメントの割り当て。

行項目ワークフローの要素

ワークフローを作成して、ドキュメントやドキュメントの行項目を処理できます。 たとえば、タイムシートの承認ワークフローが作成済みであるとします。 (このワークフローをドキュメント ワークフローと呼びます。) そのドキュメント ワークフローには、行項目 ワークフロー 要素を追加できます。 行項目要素の実行時には、ドキュメントの各行項目が処理のために送信されます。 すべての行項目を同じ行項目ワークフローで処理することも、各行項目を異なる行項目ワークフローで処理することもできます。 従業員が、次の図のようなタイム シートを提出したとします。

行項目を含むワークフロー。

このシナリオの場合は、次のような行項目ワークフローを作成することもできます。

  • 品目ワークフロー1 : このワークフローは、プロジェクトIDが1111の品目を処理するために使用されます。
  • 品目ワークフロー2 : このワークフローは、プロジェクトIDが2222の品目を処理するために使用されます。
  • 品目ワークフロー3 : このワークフローは、プロジェクトIDが3333の品目を処理するために使用されます。

フロー制御要素

次の要素を使用すると、同時に実行される代替分岐または分岐があるワークフローを設計できます。

手動決定

手動決定は、ワークフローが 2 つの分岐に分かれるポイントです。 ユーザーが判断を行い、その判断によって、提出済のドキュメントをどちらの分岐で処理するかが決定されます。

条件付き意思決定

条件判断も、ワークフローが 2 つの分岐に分かれるポイントです。 ただし、送信されたドキュメントを処理するのにどちらの分岐を使用するかはシステムが決定します。 この決定をするために、システムは文書を評価し、特定の条件を満たしているかどうかを判定します。

並列活動

並列活動とは、同時に実行する 2 つ以上のワークフロー分岐を含むワークフロー要素です。

サブワークフロー

サブワークフローは、他のワークフローのコンテキストで実行するワークフローです。