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リアルタイム ハブで SQL Server on VM DB (CDC) をソースとして追加する

この記事では、Fabric リアルタイム ハブで SQL Server on VM DB (CDC) をイベント ソースとして追加する方法について説明します。

Fabric イベントストリーム用の SQL Server on VM DB (CDC) ソース コネクタを使うと、VM 上の SQL Server データベース内の現在のデータのスナップショットをキャプチャできます。 その後、このコネクタは、以降のデータに対する行レベルの変更を監視して記録します。 こうした変更がイベントストリームでキャプチャされたら、そのデータをリアルタイムで処理したり、さまざまな宛先に送信してさらなる処理や分析を行ったりできます。

前提条件

  • 共同作成者以上のアクセス許可を使用した Fabric 容量ライセンス モード (または試用版ライセンス モード) でのワークスペースへのアクセス。
  • 実行中の SQL Server on VM データベース。
  • SQL Server on VM データベースは、パブリック アクセスを許可するように構成されている必要があります。
  • ストアド プロシージャ sys.sp_cdc_enable_db を実行して、SQL Server on VM データベースで CDC を有効にします。 変更データ キャプチャを有効および無効にする

SQL Server on VM データベースで CDC を有効にする

  1. データベースの CDC を有効にします。

    EXEC sys.sp_cdc_enable_db; 
    
  2. ゲーティング ロール オプションを使用して、テーブルに対して CDC を有効にします。 この例では、MyTable が SQL テーブルの名前です。

    EXEC sys.sp_cdc_enable_table 
       @source_schema = N'dbo', 
       @source_name   = N'MyTable', 
       @role_name     = NULL 
    GO 
    

    クエリが正常に実行された後、SQL Server on VM データベースで CDC を有効にしました。

SQL Server on VM DB (CDC) からイベントを取得する (CDC)

[データ ソース] ページを使って、SQL Server on VM DB (CDC) からリアルタイム ハブにイベントを取得できます。

データ ソース ページ

  1. Microsoft Fabric にサインインします。

  2. 左側のナビゲーション バーで [リアルタイム] を選択します。

  3. [リアルタイム ハブ] ページで、左側のナビゲーション メニューの [接続先] の下にある [+ データ ソース] を選択します。 また、右上にある [+ データ ソースに接続] ボタンを選択して、[すべてのデータ ストリーム] ページまたは [マイ データ ストリーム] ページから [データ ソース] ページにアクセスすることもできます。

    [データ ソースに接続] エクスペリエンスの起動方法を示すスクリーンショット。

  1. [データ ソース] ページで、上部にある [データベース CDC] カテゴリを選択し、[Azure SQL MI DB (CDC)] タイル上の [接続] を選択します。

    [データ ソース] ページでソースの種類として SQL Server on VM DB (CDC) が選択されていることを示すスクリーンショット。

    SQL Server on VM DB CDC をソースとして追加する」セクションの手順を使用します。

SQL Server on VM DB CDC をソースとして追加する

  1. データ 接続ページで、新しい接続を選択します

    [接続] ページの [新しい接続] リンクが選択されていることを示すスクリーンショット。

  2. [接続設定] セクションで、SQL Server on VM 用に次の値を入力します。

    • [サーバー]: パブリックにアクセスできる VM の IP アドレスまたはドメイン名を入力し、コロンとポートを追加します。 たとえば、IP アドレスが xx.xxx.xxx.xxx でポートが 1433 の場合は、[サーバー] フィールドに「xx.xxx.xxx.xxx:1433」と入力する必要があります。 ポートが指定されていない場合は、既定のポート値 1433 が使用されます。

    • [データベース]: SQL Server on VM で接続したいデータベースの名前を入力します。

      [接続] ページの [接続設定] セクションを示すスクリーンショット。

  3. 下にスクロールし、[接続資格情報] セクションで、次の 手順に従います。

    • 接続名 には、接続の名前を入力します。

    • [認証の種類] で、[Basic] を選択します。

      Note

      現在、ファブリック イベント ストリームはBasic認証のみをサポートしています。

    • SQL Server on VM のユーザー名パスワードを入力します。

      Note

      [暗号化された接続を使用する] オプションはオンにしないでください。

      [接続] ページの [接続資格情報] セクションを示すスクリーンショット。

  4. ページの下部にある [接続] を選びます。

  5. 次に、[接続] ページで、[すべてのテーブル] を選択するか、テーブル名をコンマで区切って入力します (例: dbo.table1, dbo.table2)。

  6. [次へ] を選択します。

    [すべてのテーブル] オプションの選択を示すスクリーンショット。

  7. [確認と作成] 画面で概要を確認し、[接続] を選択します。

    [追加] ボタンの選択を示すスクリーンショット。

データ ストリームの詳細を表示する

  1. [確認と接続] ページで [イベントストリームを開く] を選択すると、選択した SQL Server on VM DB (CDC) をソースとして作成されたイベントストリームがウィザードで開きます。 ウィザードを閉じるには、ページの右上隅にある [閉じる] または [X]* を選択します。
  2. リアルタイム ハブで、[すべてのデータ ストリーム] を選択します。 新しいデータ ストリームを表示するには、[すべてのデータ ストリーム] ページを最新の情報に更新します。 詳細な手順については、「Fabric リアルタイム ハブでのデータ ストリームの詳細の表示」を参照してください

データ ストリームの使用について詳しくは、次の記事を参照してください。