Power BI Desktop プロジェクトと Git の統合
重要
Power BI Desktop プロジェクトは現在、プレビュー段階です。
Microsoft Visual Studio Code (VS Code) の Git 統合により、Power BI Desktop プロジェクトを使う Pro BI 開発者は、Git リポジトリを使った開発プロセス、ソース管理、コラボレーションを効率化できます。
Git 統合により、次のことができるようになります。
- 作業内容のバックアップとバージョン管理。
- 以前の状態に戻す。
- Git ブランチを使って、他のユーザーと共同作業したり、単独で作業したりする。
- Azure DevOps のようななじみのあるソース管理ツールの機能を使う。
前提条件
- Git に関する知識。 Git と GitHub の学習リソースを参照してください。
- Git をダウンロードしてインストールすること。
- VS Code 開発環境をダウンロードしてインストールすること。 Git とネイティブで統合されています。 詳細については、「VS Code での Git ソース管理の使用」を参照してください。
VS Code を使ってローカル Git リポジトリを作成する
VS Code で Power BI Desktop プロジェクト フォルダーを開きます。
[ソース管理]>[リポジトリの初期化] を選んで Git リポジトリを初期化します。
最初のコミットを実行し、メッセージを入力します。
以降、Power BI Desktop で変更を加えると、ローカルの Git が追跡しているフォルダー内のファイルが変更されるようになります。 たとえば、Power BI Desktop で、メジャーの DAX 式を変更して保存すると、model.bim ファイルの Git diff がトリガーされます。
Git 統合により、作業内容をバックアップできるだけでなく、変更履歴を追跡することもできます。 たとえば、人気のある無料の VS Code 拡張機能である GitGraph を使うと、すべての変更を簡単に追跡できます。