Azure Active Directory (MSOnline)
重要
Azure AD および MSOnline PowerShell モジュールは、2024 年 3 月 30 日の時点で非推奨とされます。 詳細については、 非推奨の更新プログラムを参照してください。 この日付以降、これらのモジュールのサポートは、Microsoft Graph PowerShell SDK とセキュリティ修正プログラムへの移行支援に限定されます。 非推奨のモジュールは、2025 年 3 月 30 日まで引き続き機能します。
Microsoft Entra ID (旧称 Azure AD) と対話するには、Microsoft Graph PowerShell に移行することをお勧めします。 移行に関する一般的な質問については、移行に関する FAQ を参照してください。 メモ: バージョン 1.0.x の MSOnline では、2024 年 6 月 30 日以降に中断が発生する可能性があります。
MSOnline コマンドレットは、ユーザー管理、ドメイン管理、シングル サインオンの構成などの Azure AD 管理タスクに使用できます。 このトピックでは、これらのコマンドレットをインストールしてご利用のディレクトリで使う方法について取り上げます。
MSOnline のインストール
MSOnline モジュールは、Microsoft .NET Framework と Windows PowerShell の既定のバージョンを持つ次の Windows オペレーティング システムでサポートされています:Windows 8.1、Windows 8、Windows 7、Windows Server 2012 R2、Windows Server 2012、または Windows Server 2008 R2。
このモジュールは 、PowerShell ギャラリーからインストールできます。
Azure への接続
この記事で取り上げたコマンドレットを実行する前にまず、ご利用のオンライン サービスに接続する必要があります。 Windows PowerShell コマンド プロンプトから Connect-MsolService コマンドレットを実行してください。 すると、資格情報の入力を求められます。 資格情報は、必要に応じて事前に指定することもできます。その例を次に示します。
$Msolcred = Get-credential
Connect-MsolService -Credential $MsolCred
1 つ目のコマンドで資格情報の入力を求め、それらを $Msolcred として格納しています。 さらに、$Msolcred として保存した資格情報を次のコマンドで使い、サービスに接続しています。
Azure Active Directory の特定の環境に接続するには、次のように AzureEnvironment パラメーターを使います。
Connect-MsolService -AzureEnvironment "AzureGermanyCloud"
この例では、PowerShell セッションを German AzureAD 環境に接続しています。
詳しくは、「Connect-MsolService」をご覧ください。
コマンドレットについてさらに詳しい情報を入手するには、次の操作を実行してください。
- ヘルプ用のフォルダーを作成して一連のコマンドレットをファイルに出力し、それをメモ帳で開くには、Windows PowerShell のコマンド プロンプトから次のコマンドを実行します。
New-Item c:\MsolHelp -Type directory
Get-command | Where-Object {$_.name -like "*msol*"} | Format-List | Out-File c:\MsolHelp\msolcmdlets.txt
Notepad c:\MsolHelp\msolcmdlets.txt
コマンドレットの例を確認するには、Windows PowerShell のコマンド プロンプトから次のコマンドを実行します。
Get-Help <cmdlet-name> -Examples
コマンドレットの名前、概要、説明、パラメーターの解説、使用例を確認するには、Windows PowerShell のコマンド プロンプトから次のコマンドを実行します。
Get-Help <cmdlet-name> -Detailed
コマンドレットの名前、概要、説明、パラメーターの詳細な解説、使用例を確認するには、Windows PowerShell のコマンド プロンプトから次のコマンドを実行します。
Get-Help <cmdlet-name> -Full
注意
MSOnline PowerShell は、ディレクトリのメンバーであるユーザーのみが使用できます。 ゲスト ユーザーは MSOnline PowerShell を使用できません。
Windows PowerShell についてのさらに詳しい情報
Windows PowerShell はタスクベースのコマンド ライン シェルであり、システム管理を意図して設計されたスクリプト言語でもあります。 テキストを受け取ってテキストを返すほとんどのシェルとは異なり、Windows PowerShell は .NET Framework を基盤として構築され、受け取るデータも返すデータも .NET Framework のオブジェクトです。
Windows PowerShell は、シンプルな単一機能のコマンド ライン ツールをシェルに組み込んだ、コマンドレットという概念を導入しました。
コマンドレットには、Get-Help、Get-Process、Start-Service のように、動詞と名詞をダッシュ (-) で区切る名前付け規則があります。
Windows PowerShell には、100 を上回る数の核となる基本コマンドレットが用意されています。 Windows PowerShell の詳細については、「 Getting Started with Windows PowerShell (Windows PowerShell の概要)」を参照してください。