FileMode 列挙体
オペレーティング システムがファイルを開く方法を指定します。
<Serializable>
Public Enum FileMode
[C#]
[Serializable]
public enum FileMode
[C++]
[Serializable]
__value public enum FileMode
[JScript]
public
Serializable
enum FileMode
解説
ファイルの作成およびテキストのファイルへの書き込みの例については、「 ファイルへのテキストの書き込み 」を参照してください。ファイルからのテキストの読み取りの例については、「 ファイルからのテキストの読み取り 」を参照してください。バイナリ ファイルからの読み取りおよびバイナリ ファイルへの書き込みの例については、「 新しく作成したデータ ファイルの読み取りと書き込み 」を参照してください。
FileMode パラメータは、ファイルを開く方法を制御するために、 FileStream の多数のコンストラクタ、 IsolatedStorageFileStream 、および File や FileInfo の Open メソッドに指定します。
FileMode パラメータは、ファイルを上書きするか、作成するか、または開くか、またはこれらのいくつかを組み合わせるかを制御します。既存のファイルを開くには Open を使用します。ファイルに追加するには Append を使用します。ファイルを切り捨てたり、ファイルが存在しないときにファイルを作成するには Create を使用します。
メンバ
メンバ名 | 説明 |
---|---|
Append
.NET Compact Framework でもサポート。 |
ファイルが存在する場合はそのファイルを開き、ファイルの末尾をシークします。存在しない場合は新しいファイルを作成します。 FileMode.Append は、必ず FileAccess.Write と共に使用します。読み込み操作を実行しようとしてもすべて失敗し、 ArgumentException がスローされます。 |
Create
.NET Compact Framework でもサポート。 |
オペレーティング システムが新しいファイルを作成することを指定します。ファイルが既に存在する場合は上書きされます。この操作には FileIOPermissionAccess.Write および FileIOPermissionAccess.Append が必要です。 System.IO.FileMode.Create は、ファイルが存在しない場合は CreateNew を使用した要求、ファイルが存在する場合は Truncate を使用した要求と等価です。 |
CreateNew
.NET Compact Framework でもサポート。 |
オペレーティング システムが新しいファイルを作成することを指定します。この操作には FileIOPermissionAccess.Write が必要です。ファイルが既に存在する場合は IOException がスローされます。 |
Open
.NET Compact Framework でもサポート。 |
オペレーティング システムが既存のファイルを開くことを指定します。ファイルを開けるかどうかは、 FileAccess で指定される値によって異なります。ファイルが存在しない場合は System.IO.FileNotFoundException がスローされます。 |
OpenOrCreate
.NET Compact Framework でもサポート。 |
ファイルが存在する場合はオペレーティング システムがそのファイルを開き、存在しない場合は新しいファイルを作成することを指定します。ファイルを FileAccess.Read で開く場合は FileIOPermissionAccess.Read が必要です。ファイル アクセスが FileAccess.ReadWrite で、ファイルが存在する場合は、 FileIOPermissionAccess.Write が必要です。ファイル アクセスが FileAccess.ReadWrite で、ファイルが存在しない場合は、 Read および Write の他に FileIOPermissionAccess.Append が必要です。 |
Truncate
.NET Compact Framework でもサポート。 |
オペレーティング システムが既存のファイルを開くことを指定します。ファイルは、開いた後にサイズが 0 バイトになるように切り捨てられます。この操作には FileIOPermissionAccess.Write が必要です。 Truncate を使用して開いたファイルから読み取ろうとすると、例外が発生します。 |
使用例
次の FileStream コンストラクタは既存のファイルを開きます (FileMode.Open)。
Dim s2 As New FileStream(name, FileMode.Open, FileAccess.Read, FileShare.Read)
[C#]
FileStream s2 = new FileStream(name, FileMode.Open, FileAccess.Read, FileShare.Read);
[C++]
FileStream* s2 = new FileStream(name, FileMode::Open, FileAccess::Read, FileShare::Read);
[JScript]
var s2 : FileStream = new FileStream(name, FileMode.Open, FileAccess.Read, FileShare.Read);
必要条件
名前空間: System.IO
プラットフォーム: Windows 98, Windows NT 4.0, Windows Millennium Edition, Windows 2000, Windows XP Home Edition, Windows XP Professional, Windows Server 2003 ファミリ, .NET Compact Framework - Windows CE .NET
アセンブリ: Mscorlib (Mscorlib.dll 内)
参照
System.IO 名前空間 | File.Open | FileInfo.Open | FileStream | IsolatedStorageFileStream | 入出力操作 | ファイルからのテキストの読み取り | ファイルへのテキストの書き込み | 基本のファイル I/O | 新しく作成したデータ ファイルの読み取りと書き込み