リソースとローカリゼーションの概要
このチュートリアルでは、次世代の言語ツールである Visual Studio を使用して、新しい .NET Framework と共通言語ランタイムを利用する 3 つの小さなプログラムを開発するプロセスを順に説明します。まず、プログラム タイトルやコマンド ボタンのキャプションなど、さまざまなテキスト文字列を使用する単純な電卓プログラムをビルドする方法を示します。これらのテキスト文字列はテキスト ファイルから構築されます。ローカライズされた各環境で使われる個別のファイルとコンパイル済みリソースをビルドする方法について学習します。また、各種のイメージ リソース (この場合は JPEG イメージ) を使用して、ローカライズされたグラフィックスを実行時に表示するアプリケーションの構築方法についても学習します。最後に、ブラウザによって示されるユーザーの言語設定に応じ、ローカライズされた文字列とイメージを返す Web アプリケーションを構築する方法について学習します。
多くの組織では、便宜上このプロセスをローカリゼーションと開発という 2 つの作業に分けています。一般に、ローカリゼーションと開発は、それぞれ別のグループによって処理されます。そのため、このチュートリアルでは、開発プロセスを 2 つのフェーズに分けて説明します。1 つはリソースを作成してパッケージ化するフェーズ、もう 1 つはコードからリソースにアクセスするフェーズです。
参照
リソースの共通概念 | リソースの作成 | コードによるリソースの取得 | リソースのまとめ | 付録 A : リソースに関する追加情報 | 付録 B : リソース ツール