File.Delete メソッド
指定したファイルを削除します。指定したファイルが存在しない場合、例外はスローされません。
Public Shared Sub Delete( _
ByVal path As String _)
[C#]
public static void Delete(stringpath);
[C++]
public: static void Delete(String* path);
[JScript]
public static function Delete(
path : String);
パラメータ
- path
削除するファイルの名前。
例外
例外の種類 | 条件 |
---|---|
UnauthorizedAccessException | 呼び出し元に、必要なアクセス許可がありません。
または path がディレクトリです。 または path によって、読み取り専用のファイルが指定されました。 |
ArgumentException | path が、長さが 0 の文字列であるか、空白しか含んでいないか、または InvalidPathChars で定義されている無効な文字を 1 つ以上含んでいます。 |
ArgumentNullException | path が null 参照 (Visual Basic では Nothing) です。 |
PathTooLongException | 指定したパス、ファイル名、またはその両方がシステム定義の最大長を超えています。たとえば、Windows ベースのプラットフォームの場合、パスの長さは 248 文字未満、ファイル名の長さは 260 文字未満である必要があります。 |
DirectoryNotFoundException | 割り当てられていないドライブであるなど、指定されたパスが無効です。 |
IOException | 指定したファイルが使用中です。 |
UnauthorizedAccessException | path がディレクトリです。 |
NotSupportedException | path の形式が無効です。 |
解説
path パラメータは、相対パス情報または絶対パス情報を指定することを許可されています。相対パス情報は、現在の作業ディレクトリに対して相対的に解釈されます。現在の作業ディレクトリを取得するには、 GetCurrentDirectory のトピックを参照してください。
このメソッドの使用例については、以下の「使用例」を参照してください。その他の一般的な I/O タスクまたは関連する I/O タスクの例を次の表に示します。
実行するタスク | 参考例があるトピック |
---|---|
テキスト ファイルを作成する。 | ファイルへのテキストの書き込み |
テキスト ファイルに書き込む。 | ファイルへのテキストの書き込み |
テキスト ファイルから読み取る。 | ファイルからのテキストの読み取り |
テキストをファイルに追加する。 | ログ ファイルのオープンと追加 |
ファイルをコピーする。 | File.Copy |
ファイルの名前を変更、またはファイルを移動する。 | File.Move |
ディレクトリを削除する。 | Directory.Delete |
バイナリ ファイルから読み取る。 | 新しく作成したデータ ファイルの読み取りと書き込み |
バイナリ ファイルに書き込む。 | 新しく作成したデータ ファイルの読み取りと書き込み |
ディレクトリを作成する。 | CreateDirectory |
ディレクトリ内のファイルを参照する。 | Name |
ファイルの属性を設定する。 | SetAttributes |
Windows NT 4.0 プラットフォームに関する注意点: Delete は、通常の I/O 用に開かれたファイルまたはメモリに割り当てられたファイルを削除しません。
使用例
[Visual Basic, C#, C++] 指定したパスからファイルを削除する例を次に示します。
Imports System
Imports System.IO
Imports System.Text
Public Class Test
Public Shared Sub Main()
Dim path As String = "c:\temp\MyTest.txt"
Try
Dim sw As StreamWriter = File.CreateText(path)
sw.Close()
Dim path2 As String = path + "temp"
' Ensure that the target does not exist.
File.Delete(path2)
' Copy the file.
File.Copy(path, path2)
Console.WriteLine("{0} was copied to {1}.", path, path2)
' Delete the newly created file.
File.Delete(path2)
Console.WriteLine("{0} was successfully deleted.", path2)
Catch e As Exception
Console.WriteLine("The process failed: {0}", e.ToString())
End Try
End Sub
End Class
[C#]
using System;
using System.IO;
class Test
{
public static void Main()
{
string path = @"c:\temp\MyTest.txt";
try
{
using (StreamWriter sw = File.CreateText(path)) {}
string path2 = path + "temp";
// Ensure that the target does not exist.
File.Delete(path2);
// Copy the file.
File.Copy(path, path2);
Console.WriteLine("{0} was copied to {1}.", path, path2);
// Delete the newly created file.
File.Delete(path2);
Console.WriteLine("{0} was successfully deleted.", path2);
}
catch (Exception e)
{
Console.WriteLine("The process failed: {0}", e.ToString());
}
}
}
[C++]
#using <mscorlib.dll>
using namespace System;
using namespace System::IO;
int main() {
String* path = S"c:\\temp\\MyTest.txt";
try {
StreamWriter* sw = File::CreateText(path);
if (sw) __try_cast<IDisposable*>(sw)->Dispose();
String* path2 = String::Concat(path, S"temp");
// Ensure that the target does not exist.
File::Delete(path2);
// Copy the file.
File::Copy(path, path2);
Console::WriteLine(S"{0} was copied to {1}.", path, path2);
// Delete the newly created file.
File::Delete(path2);
Console::WriteLine(S"{0} was successfully deleted.", path2);
} catch (Exception* e) {
Console::WriteLine(S"The process failed: {0}", e);
}
}
[JScript] JScript のサンプルはありません。Visual Basic、C#、および C++ のサンプルを表示するには、このページの左上隅にある言語のフィルタ ボタン をクリックします。
必要条件
プラットフォーム: Windows 98, Windows NT 4.0, Windows Millennium Edition, Windows 2000, Windows XP Home Edition, Windows XP Professional, Windows Server 2003 ファミリ, .NET Compact Framework - Windows CE .NET, Common Language Infrastructure (CLI) Standard
.NET Framework セキュリティ:
- FileIOPermission 。 FileIOPermissionAccess.Write (関連する列挙体)
参照
File クラス | File メンバ | System.IO 名前空間 | 入出力操作 | ファイルからのテキストの読み取り | ファイルへのテキストの書き込み