<customErrors> 要素
ASP.NET アプリケーションのカスタム エラー メッセージについての情報が用意されています。
<configuration>
<system.web>
<customErrors>
<customErrorsdefaultRedirect="url" mode="On|Off|RemoteOnly"> <error statusCode="statuscode" redirect="url"/></customErrors>
必須属性
属性 | オプション | 説明 |
---|---|---|
Mode | カスタム エラーを有効にするか、無効にするか、またはリモート クライアントだけに出力するかを指定します。 | |
On | カスタム エラーが有効であることを指定します。defaultRedirect が指定されていない場合は、ユーザーに対して標準エラーが表示されます。 | |
Off | カスタム エラーが無効であることを指定します。これにより、詳細なエラーを表示できます。 | |
RemoteOnly | カスタム エラーがリモート クライアントだけに出力され、ASP.NET エラーがローカル ホストに出力されることを指定します。これは、既定の設定です。 |
省略可能属性
属性 | 説明 |
---|---|
defaultRedirect | エラーが発生した場合に、ブラウザをリダイレクトする先の既定の URL を指定します。defaultRedirect が指定されていない場合は、代わりに標準エラーが表示されます。URL は絶対 (たとえば、https://www.contoso.com/ErrorPage.htm) または相対で指定します。/ErrorPage.htm のような相対 URL は、defaultRedirect URL を指定した Web.config ファイルへの相対 URL であり、エラーが発生した Web ページへの相対 URL ではありません。~/ErrorPage.htm のようにティルダ (~) で開始する URL は、指定された URL がアプリケーションのルート パスへの相対パスであることを意味します。 |
サブタグ
サブタグ | 説明 |
---|---|
<error> | error サブタグは、複数回指定できます。それぞれのサブタグが、1 つのカスタム エラー条件を定義します。 |
解説
<customErrors> 要素は、XML Web サービスで発生するエラーには適用されません。
例
ASP.NET アプリケーションで使用するエラー処理ページを指定する例を次に示します。
<configuration>
<system.web>
<customErrors defaultRedirect="GenericError.htm"
mode="RemoteOnly">
<error statusCode="500"
redirect="InternalError.htm"/>
</customErrors>
</system.web>
</configuration>
必要条件
格納されている場所 : <system.web>
Web プラットフォーム : IIS 5.0、IIS 5.1、IIS 6.0
構成ファイル : Machine.config、Web.config
構成セクション ハンドラ : System.Web.Configuration.CustomErrorsConfigHandler