Object クラス
.NET Framework クラス階層のすべてのクラスをサポートし、派生クラスに下位レベルのサービスを提供します。これは、.NET Framework の全クラスの基本クラスであり、型階層のルートです。
この型のすべてのメンバの一覧については、Object メンバ を参照してください。
System.Object
派生クラス
<Serializable>
<ClassInterface(ClassInterfaceType.AutoDual)>
Public Class Object
[C#]
[Serializable]
[ClassInterface(ClassInterfaceType.AutoDual)]
public class Object
[C++]
[Serializable]
[ClassInterface(ClassInterfaceType::AutoDual)]
public __gc class Object
[JScript]
public
Serializable
ClassInterface(ClassInterfaceType.AutoDual)
class Object
スレッドセーフ
この型の public static (Visual Basic では Shared) メンバは、マルチスレッド操作に対して安全です。インスタンス メンバがスレッド セーフになるかどうかは保証されていません。
解説
通常、各言語では、クラスの Object の継承を宣言する必要はありません。継承が暗黙的であるためです。
.NET Framework では、すべてのクラスが Object から派生するため、システム内のオブジェクトは、 Object クラスで定義されているすべてのメソッドを使用できます。派生クラスでは、これらのメソッドのうち、次のメソッドをオーバーライドできます。
- Equals- オブジェクトを比較します。
- Finalize- オブジェクトが自動的に収集される前に、クリーンアップ操作を実行します。
- GetHashCode- ハッシュ テーブルを使用できるようにするため、オブジェクトの値に対応する番号を生成します。
- ToString- クラスのインスタンスの説明テキスト文字列をユーザーが判読できる形で生成します。
必要条件
名前空間: System
プラットフォーム: Windows 98, Windows NT 4.0, Windows Millennium Edition, Windows 2000, Windows XP Home Edition, Windows XP Professional, Windows Server 2003 ファミリ, .NET Compact Framework - Windows CE .NET
アセンブリ: Mscorlib (Mscorlib.dll 内)