CacheItemPriority 列挙体
Cache に格納されている項目の相対優先順位を指定します。
<Serializable>
Public Enum CacheItemPriority
[C#]
[Serializable]
public enum CacheItemPriority
[C++]
[Serializable]
__value public enum CacheItemPriority
[JScript]
public
Serializable
enum CacheItemPriority
解説
ASP.NET アプリケーションを管理している Web サーバーがメモリ不足の状態で実行されていると、 Cache は項目を選択して削除し、システム メモリを解放します。項目をキャッシュに追加するときに、キャッシュ内に格納されている他の項目と比較した相対優先順位をその項目に割り当てることができます。高い優先順位値を割り当てた項目は、サーバーが多くの要求を処理している場合にキャッシュから削除される可能性は低くなります。一方、低い優先度値を割り当てた項目は、このような場合にキャッシュから削除される可能性が高くなります。既定値は Normal です。
メンバ
メンバ名 | 説明 |
---|---|
AboveNormal | この優先順位のキャッシュ項目は、 Normal の優先順位が割り当てられている項目に比べ、サーバーがシステム メモリを解放するときに削除される可能性が低くなります。 |
BelowNormal | この優先順位のキャッシュ項目は、 Normal の優先度が割り当てられている項目に比べ、サーバーがシステム メモリを解放するときに削除される可能性が高くなります。 |
Default | キャッシュ項目の優先順位の既定値は Normal です。 |
High | この優先順位のキャッシュ項目は、サーバーがシステム メモリを解放するときにキャッシュから削除される可能性が最も低くなります。 |
Low | この優先順位のキャッシュ項目は、サーバーがシステム メモリを解放するときにキャッシュから削除される可能性が最も高くなります。 |
Normal | この優先順位のキャッシュ項目は、 Low または BelowNormal の優先順位のキャッシュ項目が削除された後に限り、サーバーがシステム メモリを解放するときにキャッシュから削除されます。これは、既定の設定です。 |
NotRemovable | この優先順位のキャッシュ項目は、サーバーがシステム メモリを解放するときにキャッシュから削除されません。 |
使用例
[Visual Basic, C#, C++] Insert メソッドを使用して、 priority パラメータを CacheItemPriority.High に設定した Cache オブジェクトに項目を追加する例を次に示します。
Cache.Insert("DSN", connectionString, Nothing, d, t, CacheItemPriority.High, onRemove)
[C#]
Cache.Insert("DSN", connectionString, null, d, t, CacheItemPriority.High, onRemove);
[C++]
Cache->Insert(S"DSN", connectionString, 0, d, t, CacheItemPriority::High, onRemove);
[JScript] JScript のサンプルはありません。Visual Basic、C#、および C++ のサンプルを表示するには、このページの左上隅にある言語のフィルタ ボタン をクリックします。
必要条件
名前空間: System.Web.Caching
プラットフォーム: Windows 2000, Windows XP Professional, Windows Server 2003 ファミリ
アセンブリ: System.Web (System.Web.dll 内)