Web サービス プロトコルの相互運用性ガイド
Windows Communication Foundation (WCF) は、さまざまな Web サービス プロトコルを実装します。これらのプロトコルの多くには、さまざまなオプションと拡張ポイントが用意されており、それらの実装は実装者の裁量に任されています。このトピックでは、WCF が実装する Web サービス プロトコルの一覧を示します。サポートされる各プロトコルの実装の詳細については、このセクションの他のトピックで説明します。
WCF が実装する Web サービス プロトコル
WCF は、チャネルを通じて Web サービス (WS) のインフラストラクチャ プロトコルをサポートし、コントラクト機能を通じて Web サービスのアプリケーション プロトコルをサポートします。アプリケーション プロトコルの相互運用性は、XML スキーマ記述言語 (XSD) 1.0 と Web サービス記述言語 (WSDL) 1.1 を通じて実現されます。
インフラストラクチャ プロトコルの相互運用性は、WS-* 仕様により提供されます。WCF チャネルには、さまざまな WS-* インフラストラクチャ プロトコルのサポートが用意されています。WCF チャネルは、バインディング要素を使用して構成されます。さまざまな WCF バインディング要素によって実装される WS-* インフラストラクチャ プロトコルの完全な一覧を次の表に示します。
HttpTransportBindingElement は、次の表の仕様をサポートします。
仕様/ドキュメント | リンク |
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HTTP 1.1 |
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SOAP 1.1 HTTP バインディング |
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SOAP 1.2 HTTP バインディング |
TextMessageEncodingBindingElement および MtomMessageEncodingBindingElement は、次の表の仕様をサポートします。
仕様/ドキュメント | リンク |
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XML |
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SOAP 1.1 |
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SOAP 1.2 コア |
SOAP Version 1.2 Part 1: Messaging Framework (Second Edition) |
WS-Addressing 2004/08 |
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W3C Web Services Addressing 1.0 - コア |
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W3C Web Services Addressing 1.0 - SOAP バインディング |
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W3C Web Services Addressing 1.0 - WSDL バインディング* |
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WSDL SOAP1.1 バインディング |
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WSDL SOAP1.2 バインディング |
MtomMessageEncodingBindingElement は、次の表の仕様をサポートします。
仕様/ドキュメント | リンク |
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XOP |
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MTOM + SOAP1.2 バインディング |
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MTOM SOAP 1.1 バインディング |
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MTOM WS-Policy アサーション |
未公開 |
SecurityBindingElement は、次の表の仕様をサポートします。
仕様/ドキュメント | リンク |
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WSS: SOAP Message Security 1.0 |
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WSS: Username Token Profile 1.0 |
Web Services Security UsernameToken Profile 1.0 Password/@Type=PasswordText (既定) が必要です。 |
WSS: X.509 Token Profile 1.0 |
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WSS: SAML 1.1 Token Profile 1.0 |
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WSS SOAP Message Security 1.1 |
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WSS Username Token Profile 1.1 |
Web Services Security UsernameToken Profile 1.1 パスワード ベースのキー派生は実装していません。 Password/@Type=PasswordText (既定) が必要です。 |
WSS: X509 Token Profile 1.1 |
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WSS: Kerberos Token Profile 1.1 |
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WSS: SAML 1.1 Token Profile 1.1 |
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WS-SecureConversation |
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WS-Trust |
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WS-SecurityPolicy 2005/07 |
Web Services Secure Conversation Language OASIS WS-SX 技術委員会に提出された正誤表で修正されています。 |
TransactionFlowBindingElement は次の表の仕様をサポートします。
仕様/ドキュメント | リンク |
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WS-Coordination |
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WS-AtomicTransaction |
MetadataExporter、MetadataImporter、WSDLExporter、WSDLImporter、および MetadataResolver の各クラスは、次のメタデータ仕様をサポートします。
- XML Schema Part 1: Structures Second Edition
- XML Schema Part 2: Datatypes Second Edition
- WSDL 1.1
- WS-Policy 1.2
- WS-Policy 1.5
- WS-PolicyAttachment 1.2
- WS-MetadataExchange 1.1
- メタデータ取得のための WS-Transfer Get
さらに、次の相互運用性プロファイルが WCF 間で実装されます。
関連項目
概念
システム標準の相互運用性バインディングがサポートしている Web サービス プロトコル
メッセージング プロトコル
データ コントラクト スキーマの参照
WSDL とポリシー
セキュリティ プロトコル
信頼できるメッセージング プロトコル バージョン 1.0
リライアブル メッセージング プロトコル バージョン 1.1
トランザクション プロトコル
コンテキスト交換プロトコル