ASP.NET クライアントでのデータ バインディング
このサンプルでは、一般的な Windows Communication Foundation (WCF) サービスによって返されたデータを Web フォーム アプリケーションにバインドする方法を示します。
メモ : |
---|
このサンプルをビルドして実行するには、.NET Framework Version 3.5 をインストールする必要があります。Visual Studio 2008 では、プロジェクトとソリューション ファイルを開く必要があります。 |
メモ : |
---|
このサンプルのセットアップ手順とビルド手順については、このトピックの最後を参照してください。 |
このサンプルでは、要求/応答通信パターンを定義するコントラクトを実装するサービスを示します。このサンプルは、ブラウザからアクセスできるクライアントの Web フォーム アプリケーションと、インターネット インフォメーション サービス (IIS) によってホストされる WCF サービスとで構成されています。
サービスは、要求/応答通信パターンを定義するコントラクトを実装します。コントラクトは IWeatherService
インターフェイスによって定義されます。このインターフェイスでは、GetWeatherData
という名前の操作が公開されます。この操作は都市名の配列を受け付け、各都市の予想最高気温と最低気温を表す WeatherData
オブジェクトの配列を返します。
ASP.NET クライアントの .aspx ページには DataGrid Web コントロールが定義されています。このコントロールには、サービスによって返されるデータのグラフィック表示が含まれます。.aspx ページのコードによって気象データ用の WCF サービスが呼び出され、そのデータは WeatherData
オブジェクトの配列に返されます。DataGrid の DataSource プロパティをこの配列に設定することにより、データを取得する場所を指定します。データ バインディングは、DataGrid の DataBind メソッドが呼び出されたときに発生します。このすべてのコードは .aspx ページの Page_Load メソッドに格納されています。したがって、ブラウザのページが更新されるたびに DataGrid 内のデータも更新されます。
サンプルを設定、ビルド、および実行するには
「Windows Communication Foundation サンプルの 1 回限りのセットアップの手順」が実行済みであることを確認します。
ソリューションの C# 版または Visual Basic .NET 版をビルドするには、「Windows Communication Foundation サンプルのビルド」の手順に従います。
このサンプルのクライアントは、開発用 Web サーバーで実行される Web サイトです。開発用 Web サーバーを起動するには、コマンド プロンプトで「%SystemDrive%\Program Files\Common Files\Microsoft Shared\DevServer\9.0\WebDev.WebServer.EXE" /port:8000 /path:<WebFormsSamplePath>\CS\client /vpath:/client」と入力します。次に、https://localhost:8000/client に移動します。このサンプルを複数のコンピュータで実行するには、クライアントの Web.config ファイル内の
localhost
へのすべての参照をサーバーのコンピュータ名に置き換えます。
Copyright © 2007 by Microsoft Corporation.All rights reserved.