<nameEntry> 要素
クラス名をアルゴリズムの表示名に割り当てます。これにより、1 つのクラスに複数の表示名を割り当てることができるようになります。
<nameEntry name="friendly name" Class="class name" />
属性および要素
以降のセクションでは、属性、子要素、および親要素について説明します。
属性
属性 |
説明 |
---|---|
name |
必須の属性です。 暗号化クラスを実装するアルゴリズムの表示名を指定します。 |
class |
必須の属性です。 <cryptoClass> 要素の name 属性の値を指定します。 |
子要素
なし。
親要素
要素 |
説明 |
---|---|
configuration |
共通言語ランタイムおよび .NET Framework アプリケーションで使用されるすべての構成ファイルのルート要素です。 |
system.web |
ASP.NET 構成セクションのルート要素を指定します。 |
解説
name 属性は、System.Security.Cryptography 名前空間に存在するいずれかの抽象クラスの名前です。 抽象暗号化クラスで Create メソッドを呼び出すと、抽象クラス名が Security.CryptoConfig.CreateFromName メソッドに渡されます。 CreateFromName は、class 属性で示された型のインスタンスを返します。 name 属性が RSA のような短い名前の場合は、CreateFromName メソッドを呼び出すときにこの名前を使用できます。
使用例
<nameEntry> 要素を使用して暗号化クラスを参照し、ランタイムを構成する方法を次の例に示します。 その後、文字列 "RSA" を CryptoConfig.CreateFromName メソッドに渡し、Create メソッドを使用して MyCryptoRSAClass オブジェクトを取得できます。
<configuration>
<mscorlib>
<cryptographySettings>
<cryptoNameMapping>
<cryptoClasses>
<cryptoClass MyCryptoRSA="MyCryptoRSAClass, MyAssembly
Culture=neutral, PublicKeyToken=a5d015c7d5a0b012,
Version=1.0.0.0"/>
</cryptoClasses>
<nameEntry name="RSA" class="MyCryptoRSA"/>
<nameEntry name="System.Security.Cryptography.AsymmetricAlgorithm"
class="MyCryptoRSA"/>
</cryptoNameMapping>
</cryptographySettings>
</mscorlib>
</configuration>