Web ブラウザーからサービスへのアクセス (WCF Data Services クイックスタート)
このタスクでは、Visual Studio から WCF Data Services を開始し、必要に応じて Web ブラウザーでのフィード読み取りを無効にします。 次に、公開されているリソースに対して Web ブラウザーから HTTP GET 要求を送信し、サービス定義ドキュメントを取得して、データ サービス リソースにアクセスします。
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既定では、Visual Studio によって、コンピューター上の localhost URI にポート番号が自動的に割り当てられます。このタスクでは、URI の例でポート番号 12345 を使用しています。Visual Studio プロジェクトで特定のポート番号を設定する方法については、「データ サービスの作成 (WCF Data Services クイック スタート)」を参照してください。
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Internet Explorer を使用して既定のサービス ドキュメントを要求するには
Internet Explorer の [ツール] メニューから [インターネット オプション] を選択し、[コンテンツ] タブの [設定] をクリックして [フィードの読み取りビューを有効にする] をオフにします。
フィードの読み取りが無効になります。 この機能が無効でなければ、Web ブラウザーは、AtomPub エンコードのドキュメントが返されると生の XML データを表示せずに XML フィードとして処理します。
注 : ブラウザーでフィードを生の XML データとして表示できない場合は、そのままでフィードをページのソース コードとして表示できます。 Visual Studio で F5 キーを押してアプリケーションのデバッグを開始します。
ローカル マシンで Web ブラウザーを開きます。 アドレス バーに次の URI を入力します。
https://localhost:12345/northwind.svc
既定のサービス ドキュメントが返されます。このドキュメントには、このデータ サービスによって公開されているエンティティ セットの一覧が含まれています。
Web ブラウザーからエンティティ セット リソースにアクセスするには
Web ブラウザーのアドレス バーに次の URI を入力します。
https://localhost:12345/northwind.svc/Customers
Northwind サンプル データベース内のすべての顧客のセットが返されます。
Web ブラウザーのアドレス バーに次の URI を入力します。
https://localhost:12345/northwind.svc/Customers('ALFKI')
特定の顧客
ALFKI
のエンティティ インスタンスが返されます。Web ブラウザーのアドレス バーに次の URI を入力します。
https://localhost:12345/northwind.svc/Customers('ALFKI')/Orders
顧客と注文の間のリレーションシップがスキャンされ、特定の顧客
ALFKI
のすべての注文のセットが返されます。Web ブラウザーのアドレス バーに次の URI を入力します。
https://localhost:12345/northwind.svc/Customers('ALFKI')/Orders?$filter=OrderID eq 10643
特定の顧客
ALFKI
に属する注文がフィルターされ、指定したOrderID
値に基づいた特定の注文だけが返されます。
次の手順
ここでは、Web ブラウザーから特定のリソースに対して HTTP GET 要求を発行して WCF Data Services にアクセスしました。 Web ブラウザーを使用すると、リクエストのアドレス構文を試したり、結果を表示したりすることが簡単にできます。 しかし、一般的に、この方法では運用データ サービスにはアクセスできません。 通常、アプリケーションでは、アプリケーション コードまたはスクリプト言語を使用してデータ サービスと対話します。 次に、クライアント ライブラリを使用して共通言語ランタイム (CLR) オブジェクトと同様にデータ サービス リソースにアクセスするクライアント アプリケーションを作成します。
.NET Framework クライアント アプリケーションの作成 (WCF Data Services クイック スタート)
参照
概念
データ サービス リソースへのアクセス (WCF Data Services)