SystemWebRouting 統合サンプル
このサンプルでは、System.Web.Routing 名前空間のクラスとのホスト層の統合を示します。System.Web.Routing 名前空間のクラスを使用すると、物理リソースに直接対応しない URL をアプリケーションで使用できます。開発者は Web ルーティングを使用することで、後で実際の WCF サービスにマップされる HTTP の仮想アドレスを作成できます。これは、物理ファイルやリソースを配置せずに WCF サービスをホストする必要がある場合や、.html や .aspx のようなファイル拡張子がない URL を使用してサービスにアクセスする必要がある場合に役立ちます。このサンプルでは、RouteTable クラスを使用して、global.asax で定義された実行中のサービスにマップされる仮想 URI を作成する方法を示します。この例では、movies
フィードと channels
フィードという、WCF を使用して作成された 2 つの RSS フィードを使用します。サービスをアクティブ化する URL にファイル拡張子がなく、Application_Start メソッドで登録されています。
注 : |
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System.Web.Routing 名前空間のクラスは、HTTP でホストされるサービスに対してのみ機能します。 |
注 : |
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このサンプルは、IIS 7.0 でのみ機能します。インターネット インフォメーション サービス (IIS) 6.0 では、拡張子がない URL を別の方法でサポートしています。 |
注 : |
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サンプルは、既にコンピューターにインストールされている場合があります。続行する前に、次の (既定の) ディレクトリを確認してください。
<InstallDrive>:\WF_WCF_Samples
このディレクトリが存在しない場合は、「.NET Framework 4 向けの Windows Communication Foundation (WCF) および Windows Workflow Foundation (WF) のサンプル」にアクセスして、Windows Communication Foundation (WCF) および WF のサンプルをすべてダウンロードしてください。このサンプルは、次のディレクトリに格納されます。
<InstallDrive>:\WF_WCF_Samples\WCF\Basic\Services\Hosting\WebRoutingIntegration
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このサンプルを使用するには
Visual Studio 2010 を使用して、WebRoutingIntegration.sln ファイルを開きます。
ソリューションを実行して Web 開発サーバーを起動するには、F5 キーを押します。
サンプルのディレクトリの一覧が表示されます。ファイル拡張子が .svc のファイルがないことに注意してください。
アドレス バーで、URL が https://localhost:[port]/movies の形式になるように
movies
を追加し、Enter キーを押します。movies フィードがブラウザーに表示されます。
アドレス バーで、URL が https://localhost:[port]/channels の形式になるように
channels
を追加し、Enter キーを押します。channels フィードがブラウザーに表示されます。
Alt キーを押しながら F4 キーを押して Web ブラウザーを閉じます。
開発サーバーが終了しない場合は、システム トレイ アイコンを右クリックし、[停止] をクリックします。
このサンプルを使用するには (IIS でホストする場合)
Visual Studio 2010 を使用して、WebRoutingIntegration.sln ファイルを開きます。
F6 キーを押してプロジェクトをビルドします。
インターネット インフォメーション サービス (IIS) マネージャーで Web アプリケーションを作成します。
IIS マネージャーで、[既定の Web サイト] を右クリックし、[アプリケーションの追加] をクリックします。
[エイリアス] に「
WebRoutingIntegration
」と入力します。[物理パス] で、プロジェクト内の Service フォルダーを選択します。
[OK] をクリックします。
Web アプリケーションを右クリックし、[アプリケーションの管理]、[参照] の順にクリックして、アプリケーションを開始します。
アドレス バーで、URL が https://localhost:[port]/movies の形式になるように
movies
を追加し、Enter キーを押します。movies フィードがブラウザーに表示されます。
アドレス バーで、URL が https://localhost:[port]/channels の形式になるように
channels
を追加し、Enter キーを押します。channels フィードがブラウザーに表示されます。
Alt キーを押しながら F4 キーを押して Web ブラウザーを閉じます。
このサンプルは、HTTP でホストされたサービスの要求をルーティングするために、System.Web.Routing 名前空間のクラスを使用してホスト層を構成できることを示しています。
注 : |
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既定のアプリケーション プールのバージョンが 2 に設定されている場合は、.NET Framework Version 4 に更新してください。 |