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NetContextExchangeCorrelation

このトピックの内容は、Windows Workflow Foundation 4 に該当します。

このサンプルでは、関連付けハンドルまたはクエリを明示的に指定することなく関連付けるために、コンテキスト ベースの相関関係でメッセージング アクティビティを使用する方法を示します。

サンプルの詳細

このサンプルでは、.NET Framework Version 3.5 で導入された .NET コンテキスト交換プロトコルを使用します。プロトコルは、クライアント アプリケーションが既知のメッセージ ヘッダー (Context ヘッダー) を使用してサービスの適切なインスタンスと確実に通信するために使用されるメッセージ交換パターンの概要を示します。.NET Framework Version 4 では、このメカニズムは相関関係の 1 種類であるコンテキスト ベースの相関関係です。

ContextService は、最初の操作呼び出し (OpenBankAccount) の応答メッセージでメッセージ ヘッダーを返し、クライアントは、その後の呼び出し (Deposit および Withdraw) でそのヘッダーを再添付します。ContextClient は、CorrelationScope アクティビティを使用してこの操作を実行します。ContextServiceWorkflowServiceHost にホストされているため、そのワークフローに対して、コンテキスト ベースの相関関係が自動的に動作できるようにする暗黙的な CorrelationScope が作成されます。

このサンプルを使用するには

  1. NetContextExchangeCorrelation.sln ソリューションを Visual Studio 2010 に開きます。

  2. Ctrl キーと Shift キーを押しながら B キーを押して、ソリューションをビルドします。

  3. [ソリューション] を右クリックし、[スタートアップ プロジェクトの設定] をクリックして、複数のスタートアップ プロジェクトを設定します。複数のスタートアップ プロジェクトとして ContextService および ContextClient を (この順序で) 追加します。

  4. Ctrl キーを押しながら F5 キーを押してアプリケーションを実行します。ContextClient コンソールに、サービスに対して行われている呼び出しが表示されます。ContextService コンソールに、受信および処理されている呼び出しが表示されます。

Ee662963.Important(ja-jp,VS.100).gif 注 :
サンプルは、既にコンピューターにインストールされている場合があります。続行する前に、次の (既定の) ディレクトリを確認してください。

<InstallDrive>:\WF_WCF_Samples

このディレクトリが存在しない場合は、「.NET Framework 4 向けの Windows Communication Foundation (WCF) および Windows Workflow Foundation (WF) のサンプル」にアクセスして、Windows Communication Foundation (WCF) および WF のサンプルをすべてダウンロードしてください。このサンプルは、次のディレクトリに格納されます。

<InstallDrive>:\WF_WCF_Samples\WF\Basic\Services\NETContentExchangeCorrelation