カルチャと言語を設定する
最終更新日: 2010年6月10日
適用対象: SharePoint Foundation 2010
Microsoft SharePoint Foundation のコンテキストの外部でコードを実行し、SharePoint Foundation オブジェクト モデル内への呼び出しを行う場合、コードの実行時に、コードを実行しているコンピューターのオペレーティング システムの設定に従って現在のスレッドのカルチャが設定されます。SharePoint Foundation とやり取りを行うには、現在のカルチャのユーザー インターフェイスと書式設定が、SPWeb クラスの Language プロパティと Locale プロパティにそれぞれ格納されている値に設定されている必要があります。多言語ユーザー インターフェイスの言語に基づいて切り替わる、オブジェクト モデル内のプロパティについては、現在の UI カルチャによってプロパティ値を取得または設定する方法も制御されます。
CurrentUICulture プロパティを使用して、読み込む言語のテキストを指定し、CurrentCulture プロパティを使用して、数値、日付/時刻の値などの書式を指定します。これらのプロパティを設定する方法の例を次に示します。特に、CurrentUICulture を設定したとき、SharePoint Foundation 内に言語パックを持つ CC-SSSS-LL 値だけが正常に機能します。
System.Threading.Thread.CurrentThread.CurrentUICulture =
New CultureInfo("de-DE", false)
System.Threading.Thread.CurrentThread.CurrentCulture =
New CultureInfo("de-DE", false)
System.Threading.Thread.CurrentThread.CurrentUICulture =
new CultureInfo("de-DE", false);
System.Threading.Thread.CurrentThread.CurrentCulture =
new CultureInfo("de-DE", false);
この例で行っているように、CultureInfo.CultureInfo(String, Boolean) コンストラクターを使用し、ブール型のパラメーター値を false として渡すのがベスト プラクティスです。なぜなら、既定のアクションが、そのカルチャに対してオペレーティング システムのユーザー設定を選択するようになっていて、これはファーム内のサーバーによって異なる可能性があるからです。
この例では、CultureInfo() コンストラクターで System.Globalization 名前空間に対して using ディレクティブ (Microsoft Visual Basic の場合は Imports) が含まれていることが必要です。