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ページ レイアウト モデル

最終更新日: 2010年4月6日

適用対象: SharePoint Server 2010

ページ レイアウトは、ページの外観およびコンテンツを制御するために、マスター ページと組み合わせて使用されるテンプレートです。各ページ レイアウトは、そのページ レイアウトに基づいてページに保存できるコンテンツの種類を決定する、関連付けられたコンテンツ タイプを持っています。

各コンテンツ タイプには、ページに表示できるコンテンツおよびページに関連付けられているメタデータを定義する列が含まれます。そのため、コンテンツ タイプには、ページに表示される各データ要素用の列が含まれます。コンテンツ タイプを作成する場合は、各フィールドの列テンプレートをコンテンツ タイプに追加します。列テンプレートは、列に関連付けられている既定のフィールド コントロール、およびフィールドに含めることができるコンテンツの種類 (単一行のテキスト、ハイパーリンク、または画像など) を決定します。

ページ上のコンテンツは、SharePoint リスト アイテムとしてページ ドキュメント ライブラリに保存されます。ユーザーがページを表示または編集する場合、コンテンツは SharePoint リストから取り出され、フィールド コントロールに表示されます。ページ レイアウトを作成するときは、Microsoft SharePoint Designer 2010 などのエディターを使用するか、マークアップを手動で追加して、フィールド コントロールを追加します。

組み込みページのコンテンツ タイプには、ページのメタデータを示す列が含まれます。これらの列のサンプルを表 1 に示します。

表 1. ページのメタデータを示す列のサンプル

説明

[開始日]

そのページがいつサイトに表示されるかを決定します。

[有効期限]

そのページがいつサイトに表示されなくなるかを決定します。

[連絡先]

ページを作成したユーザーまたはグループ。

[連絡先の電子メール]

ページを作成したユーザーの電子メールアドレス。

[連絡先の名前]

ページを作成したユーザーの名前。

[連絡先用の画像]

ページを作成したユーザーの画像。

[ページ レイアウト]

サイト内の各インスタンスの特定のページ レイアウト。このページレイアウトは、ユーザーに関連付けられ、使用するページ レイアウトを決定します。

[ナビゲーションに表示する]

ページをナビゲーションに表示する場合は Yes を、表示しない場合は No。

ページ レイアウトは、マスター ページ ギャラリーに保存されます。マスター ページ ギャラリーは、SharePoint Server 2010 をインストールするときに作成されるドキュメント ライブラリです。既定では、SharePoint Server 2010 は、すべてのサイトについてマスター ページ ギャラリーを作成します。ただし、ユーザーは、サイト コレクションの最上位のサイトのマスター ページ ギャラリーに保存されているページ レイアウトを使用する場合のみ、新しいページを作成できます。

ページ レイアウトは、そのページ レイアウトに基づいているすべてのページインスタンスで使用できます。マスタ ページは、サイト内のすべてのページ インスタンスで使用できます。異なるサイトにある同じページ レイアウトに基づいたページ インスタンスは、異なるマスタ ページを使用できます。

SharePoint ライブラリに保存されているすべての種類のドキュメントと同様に、ページ レイアウトでは、バージョン管理、チェックインとチェックアウト、ワークフローなどの機能が使用できます。これらの機能は、マスター ページ ギャラリー内から使用できます。マスター ページ ギャラリーはセキュリティで保護されていて、設計者以上の権限を持つユーザーを除くほとんどのユーザーの権限を制限します。マスター ページ ギャラリー内にフォルダーを作成してマスター ページを整理したり、"アイテムごとの" セキュリティをフォルダーに適用することで、複数のフォルダーに異なるセキュリティ レベルを割り当てたりすることができます。

関連項目

概念

ページ処理モデル

カスタム キャッシュの概要

その他の技術情報

マスター ページ

Office SharePoint Server 2010 のページ