ドキュメントからページへのコンバーターの構成設定スキーマ
最終更新日: 2008年5月30日
適用対象: SharePoint Server 2010
ドキュメントからページへのコンバータの構成設定スキーマには、ドキュメントからページへの変換が、既定のドキュメントからページへの変換インターフェイス ページから開始されるか、Add メソッドまたは UpdateContentFromSourceDocument メソッドを呼び出してプログラムから開始されたときにコンバータに渡される情報が詳しく記載されています。
ドキュメントからページへの変換インフラストラクチャは、管理者が、サイト コンテンツ タイプごとのコンバータの構成設定を指定するための機能を提供します。これらの構成設定はその後、そのサイト コンテンツ タイプの一部として格納され、そのコンテンツ タイプのドキュメントを変換することをユーザーが選択したときに、コンバータに渡されます。詳細については、「コンバータの設定およびコンテンツ タイプ」を参照してください。
ドキュメントからページへのコンバータの構成設定スキーマは、次のようになっています。
<RcaTransformation>
<ConverterSettings
SourceDocLibUrl="serverRelativeDocumentLibraryPath"
AllocationLimitHint="maximumFileSizeInBytes">
…
</ConverterSettings>
<TransformationContext>
…
</TransformationContext>
</RcaTransformation>
以下は、スキーマ内の要素と、それらの定義のリストです。
RcaTransformation コンテンツ タイプ固有の構成設定と、ドキュメントからページへのコンバータ用の後処理の指示を表します。
ConverterSettings ドキュメントからページへのコンバータ用の、コンテンツ タイプ固有の構成設定を表します。ConverterSettings 要素には以下の属性があります。
SourceDocLibUrl ソース ドキュメント ライブラリのサーバーの相対 URL を表します。この情報は、変換されるドキュメントにドキュメントの相対リンクが含まれている場合に、コンバータが使用するために提供されます。
AllocationLimitHint コンバータ構成設定で指定されている最大ファイル サイズをバイト単位で表します。ファイル サイズが指定されていなければ、この要素は含められません。
この情報は、圧縮ファイル形式のドキュメントを変換したコンバータのために提供されます。作成するカスタム コンバータでは、指定されているファイル サイズの制限を守ることを強くお勧めします。
さらに、構成設定ページでカスタム構成設定のコントロールをホストするよう指定した場合は、ConverterSettings 要素に、そのコントロールによって生成された XML が格納されます。コントロールが生成可能で、カスタム コンバータで解析できる任意の有効な XML を格納できます。詳細については、「コンバータの設定の追加コントロール」を参照してください。
TransformationContext ドキュメントからページへの変換インフラストラクチャの後処理機能のために必要なコンテキスト データを表します。コンバータはこの情報にアクセスしたり、この情報を変更したりしてはいけません。