パブリック フォルダーのレプリケーションの構成
適用先: Exchange Server 2010 SP2, Exchange Server 2010 SP3
トピックの最終更新日: 2015-03-17
ここでは、Exchange 管理コンソール (EMC) または Exchange 管理シェルを使用して、パブリック フォルダー レプリケーションを構成し、特定のパブリック フォルダーのパブリック フォルダー レプリケーション スケジュールを設定する方法について説明します。パブリック フォルダー データベースのパブリック フォルダー レプリケーション スケジュールを構成する方法の詳細については、「パブリック フォルダー データベースのレプリケーション スケジュールを設定する」を参照してください。
パブリック フォルダーに関連する他の管理タスクについては、「パブリック フォルダーの管理」を参照してください。
注意
組織内でのパブリック フォルダーのレプリケーションの詳細については、「Exchange Server 2003 / 2007 / 2010: パブリック フォルダーのレプリケーションのトラブルシューティング」を参照してください。
EMC を使用してパブリック フォルダーのレプリケーションを構成する
この手順を実行する際には、あらかじめアクセス許可を割り当てる必要があります。必要なアクセス許可の一覧については、以下を参照してください。「メールボックスのアクセス許可」の「パブリック フォルダーのレプリケーション」のエントリ。
コンソール ツリーで、[ツールボックス] をクリックします。
結果ウィンドウで、[パブリック フォルダー管理コンソール] をクリックします。
操作ウィンドウで、[ツールを開く] をクリックします。パブリック フォルダー管理コンソールが表示されます。
パブリック フォルダー ツリーで [既定のパブリック フォルダー] をクリックまたは展開し、構成するパブリック フォルダーの親パブリック フォルダーを選択します。
注意
オフライン アドレス帳 (OAB) または Schedule+ 空き時間情報のレプリケーションを構成するには、[システム パブリック フォルダー] を展開し、[オフライン アドレス帳] または [SCHEDULE+ FREE BUSY] をクリックします。
結果ウィンドウで、レプリケーションを構成するパブリック フォルダーを選択します。
操作ウィンドウで、[プロパティ] をクリックします。
[ <パブリック フォルダー> のプロパティ] で、[レプリケーション] タブをクリックします。
パブリック フォルダー データベースをレプリカの一覧に追加するには、[追加] をクリックします。
[パブリック フォルダー データベースの選択] で、パブリック フォルダーをレプリケートするパブリック フォルダー データベースを選択し、[OK] をクリックします。
既定では、Exchange は、パブリック フォルダー データベースで設定されているレプリケーション スケジュールを使用します。パブリック フォルダーのカスタム レプリケーション スケジュールを作成するには、[パブリック フォルダー データベースのレプリケーション スケジュールを使用する] チェック ボックスをオフにし、対応する一覧で次の設定を使用します。
[実行しない] パブリック フォルダーはレプリケートされません。
[常時実行する] レプリケーション処理は、パブリック フォルダー データベースに対して設定されているレプリケーション間隔中に開始されます。
[1 時間ごとに実行する] レプリケーション処理は 1 時間ごとに開始されます。
[2 時間ごとに実行する] レプリケーション処理は 2 時間ごとに開始されます。
[4 時間ごとに実行する] レプリケーション処理は 4 時間ごとに開始されます。
[カスタム スケジュールを使用する] レプリケーション処理で、手順 12. で作成するカスタマイズされたスケジュールを使用します。
カスタマイズされたスケジュールを作成するには、[カスタマイズ] をクリックします。
注意
カスタマイズされたスケジュールを使用する場合は、間隔の一覧から [カスタム スケジュールを使用する] を選択する必要があります。
スケジュールを設定するには、[スケジュール] ダイアログ ボックス内の時刻のグリッドをクリックします。パブリック フォルダー レプリケーションは、指定した時間帯に実行されます。特定の時間帯の列ヘッダーをクリックすることで、毎日同じ時間帯を選択できます。その日の名前をクリックすると、1 日全体を選択できます。
注意
グリッドの既定の時間帯は 1 時間です。より細かく制御するには、[15 分] をクリックしてスケジュールのグリッドを 15 分間隔に変更することができます。スケジュールする間隔は 15 分以上離れている必要があります。
[OK] をクリックして、[スケジュール] ダイアログ ボックスを閉じます。
このパブリック フォルダー内にあるアイテムの有効期限を指定するには、[ローカル レプリカの有効期限 (日)] ボックスに日数を入力します。有効期限に達したアイテムは削除されます。
[OK] をクリックして [ <パブリック フォルダー> のプロパティ] を閉じ、変更を保存します。
シェルを使用してパブリック フォルダーのレプリケーションを構成する
この手順を実行する際には、あらかじめアクセス許可を割り当てる必要があります。必要なアクセス許可の一覧については、以下を参照してください。「メールボックスのアクセス許可」の「パブリック フォルダーのレプリケーション」のエントリ。
この例では、パブリック フォルダー データベースの既定のレプリケーション スケジュールを使用しないようにパブリック フォルダー My Public Folder を設定し、Server02 上の PFDatabase02 および Server03 上の PFDatabase03 にレプリケートします。
Set-PublicFolder "\My Public Folder" -UseDatabaseReplicationSchedule: $False -Replicas "Server02\PFDatabase02","Server03\PFDatabase03"
この例では、パブリック フォルダー データベースの既定のレプリケーション スケジュールを常に使用するよう、パブリック フォルダーを設定します。
Set-PublicFolder "\My Public Folder" -ReplicationSchedule Always
この例では、週末にのみレプリケートするようにパブリック フォルダーを設定します。
Set-PublicFolder \MyPublicFolder -ReplicationSchedule "Saturday.12:00 AM-Monday.12:00 AM"
注意
パブリック フォルダーのレプリケーション スケジュールは、"曜日.時:分 [AM/PM] - 曜日.時:分 [AM/PM]" の形式を使用します。
構文およびパラメーターの詳細については、「Set-PublicFolder」を参照してください。
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