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Lotus Notes のクロールを準備する (Office SharePoint Server 2007)

この記事の手順を実行する前に、次の点を確認してください。

次のトピックを読んでいること。

ここでは、Lotus Notes のコンテンツをクロールするために Office SharePoint Server 2007 を準備する手順について説明します。これらの手順は、説明されている順序で実行する必要があります。

この記事の要所で、上記のトピックに関連する「Configure Office SharePoint Server Search to crawl Lotus Notes worksheet」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=94461&clcid=0x411) に情報を入力するように求められます。記事の手順を実行する際に、このワークシートに記録した情報を使用することになります。

注意

Lotus Notes のクロール用に Office SharePoint Server Search を構成する (Office SharePoint Server 2007)」に目を通した時点で、ワークシートのいくつかの表に情報を入力しておく必要があります。

重要

この記事の一部の手順では、クロール先の Domino サーバーの Domino 管理者に連絡を取ったり、インデックス サーバーのサーバー管理者に連絡を取ったりする必要があります。

以下の表に、サポートされる Lotus Notes クライアントと Domino サーバーのバージョンを示します。

サポートされる Domino Server のバージョン サポートされる Lotus Notes クライアントのバージョン

5.5

5.5

6.0 または 5.5

6.0

6.5 または 6.0

6.5

7.0 または 6.5

7.0

7.5 または 7.0

7.5

8.0 または 7.5

8.0

注意

Lotus Notes と Domino サーバーの構成の詳細については、「Supported Configurations of Notes and Domino 7.0 (英語)」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=132808&clcid=0x411) を参照してください。

この記事の内容 :

  • OSearch サービスに割り当てられた Windows アカウントを管理者グループに追加する

  • Lotus Notes クライアント アプリケーションをインストールする

  • データ フォルダに対する権限を付与する

  • Lotus Notes クライアント アプリケーションを構成する

  • クロール先の Lotus Domino データベースへのアクセスを確認する

  • セキュリティ マッピングを構成する

  • インデックス サーバーを再起動する

  • Lotus C++ API Toolkit for Notes をダウンロードする

  • インデックス サーバーに Lotus Notes を登録する

  • Office SharePoint Server Search サービスを再起動する

  • コンテンツ ソースを作成し、コンテンツをクロールする

OSearch サービスに割り当てられた Windows アカウントを管理者グループに追加する

ワークシートの Table 1 の Search service 行に入力されている Windows ドメイン アカウントをインデックス サーバーの管理者グループに追加する必要があります。Windows ドメイン アカウントをグループに追加する方法の詳細については、Windows Server 2003 ヘルプの「メンバをローカル グループに追加する」を参照してください。

Lotus Notes クライアント アプリケーションをインストールする

以下の手順を使用して、Lotus Domino データベースをクロールするサーバー ファーム内のインデックス サーバーに、Lotus Notes クライアント アプリケーションをインストールします。このクライアント アプリケーションはプロトコル ハンドラーとして機能し、Notes.ini ファイルの構成に使用されることに注意してください。これらはどちらも、クローラが Lotus Domino データベースをクロールするときに使用されます。

64 ビット版の Lotus C++ API は IBM から提供されていないため、32 ビット版の Lotus Notes クライアント アプリケーションを使用する必要があります。

重要

以下の手順を実行するには、インデックス サーバーのサーバー管理者である必要があります。

Lotus Notes をインストールする

  1. Lotus Notes ドキュメントをクロールするインデックス サーバーに Lotus Notes クライアント アプリケーションをコピーします。

  2. Lotus Notes インストール ウィザードを開始します。

  3. [Lotus Notes のインストール ウィザードへようこそ] ダイアログ ボックスで、[次へ] をクリックします。

  4. [使用許諾契約書] ページで、[「使用許諾契約書」の条項に同意します] を選択し、[次へ] をクリックして続行します。

  5. [ユーザー情報] ページで、[ユーザー名] ボックスにユーザー名を入力するか、[組織] ボックスに組織の名前を入力するか、または既定の設定をそのまま使用して、[次へ] をクリックします。

  6. [インストール パスの選択] ページで、プログラムおよびデータ ファイルで使用するパスを指定するか、または既定のインストール パスをそのまま使用して、[次へ] をクリックします。

    注意

    既定で、プログラム ファイルは <システム ドライブ>**:\Program Files\lotus\notes\ フォルダに保存され、データ ファイルは <システム ドライブ>**:\Program Files\lotus\notes\data\ フォルダに保存されます。ここで、<システム ドライブ>** は Lotus Notes のインストール先ドライブです。

  7. [カスタム セットアップ] ページで、ローカル ハード ドライブにインストールするプログラムの機能を選択し、[次へ] をクリックします。

    次の表に、必要な機能とサブ機能を示します。

    機能 サブ機能

    Notes Client

    Client ヘルプ ファイル

    Domino Enterprise Connection Services (DECS)

    Domino Designer

    Designer ヘルプ

  8. [プログラムのインストール準備の完了] ページで、Lotus Notes を既定の電子メール プログラムにしない場合は [Notes を既定の電子メール プログラムにする] をオフにします。

  9. [インストール] をクリックします。

    [Lotus Notes をインストールしています] ページに、インストールの状態が表示されます。

  10. [インストール ウィザードの完了] ページで、[終了] をクリックします。

データ フォルダに対する権限を付与する

以下の手順を使用して、WSS_WPG グループに、インデックス サーバーの <システム ドライブ>**:\Program Files\Lotus\Notes\Data フォルダに対するフル コントロール権限を付与します。

重要

以下の手順を実行するには、インデックス サーバーのサーバー管理者である必要があります。

データ フォルダに対する権限を付与する

  1. インデックス サーバーで、[スタート] ボタンをクリックし、[すべてのプログラム] をポイントします。次に、[アクセサリ] をポイントし、[Windows エクスプローラ] をクリックします。

  2. Windows エクスプローラで <システム ドライブ>:\Program Files\Lotus\Notes\Data フォルダを開きます。ここで、<システム ドライブ> は Lotus Notes のインストール先ドライブです。

  3. [Data] フォルダを右クリックし、[共有とセキュリティ] をクリックします。

  4. [プロパティ] ダイアログ ボックスの [セキュリティ] タブで、[追加] をクリックします。

  5. [選択するオブジェクト名を入力してください] ボックスで、次のどちらかの操作を行い、[OK] をクリックします。

    • Active Directory ドメイン コントローラに Office SharePoint Server 2007 がインストールされている場合、「<ドメイン>\WSS_WPG」と入力します。ここで、<ドメイン> には、ドメイン コントローラに関連付けられているドメインの名前が入ります。

    • Active Directory ドメイン コントローラではないサーバーに Office SharePoint Server 2007 がインストールされている場合は、「<サーバー>\WSS_WPG」と入力します。ここで、<サーバー> には、インデックス サーバーの NetBIOS 名が入ります。

  6. [プロパティ] ダイアログ ボックスの [WSS_WPG のアクセス許可] の選択項目の中で、[フル コントロール] 行の [許可] をオンにし、[OK] をクリックします。

Lotus Notes クライアント アプリケーションを構成する

次の手順を使用して、Lotus Notes クライアント アプリケーションを構成します。この手順で選択した構成設定は、Notes.ini ファイルに書き込まれることに注意してください。クローラは、このファイルを使用して Lotus Domino サーバーに接続する方法を特定します。

以下の手順を実行するには、「Domino 認証をインストールする」の手順でインデックス サーバーにコピーした Domino 認証に関連付けられたユーザー名を知っている必要があります。また、クロールする Lotus Domino サーバーの名前も知っている必要があります。この手順を開始する前に、Domino 管理者が「Configure Office SharePoint Server Search to crawl Lotus Notes worksheet」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=94461&clcid=0x411) の Table 2 に情報を入力しているかどうか確認することをお勧めします。

注意

以下の手順のいずれかを既に実行している場合、一部の手順が順序どおりに表示されないことがあります。

Lotus Notes を構成する

  1. インデックス サーバーで、[スタート] ボタンをクリックし、[すべてのプログラム] をポイントします。次に、[Lotus アプリケーション] をポイントし、[Lotus Notes] をクリックします。

  2. [ようこそ] ページで [次へ] をクリックします。

  3. [ユーザー情報] ページで、[名前] ボックスに、Domino 認証に関連付けられているユーザー名を入力します。この名前は、ワークシートの Table 2 に記載されています。

  4. [Domino サーバー] ボックスに、クロールする Domino サーバーの階層名を入力します (例 : Contoso/marketing/west)。この名前は、ワークシートの Table 2 の Domino server name 行に記載されています。

  5. [Domino サーバーに接続する] が選択されていることを確認し、[次へ] をクリックします。

  6. [Notes ID ファイル] ページで [参照] をクリックし、証明書が保存されている場所を開きます。この場所は、ワークシートの Table 3 の Domino certificate location 行で指定されています。ワークシートの Table 3 の Domino certificate location 行で指定されている証明書を選択して、[開く] をクリックします。[次へ] をクリックします。

  7. [はい] をクリックすると、指定された場所に証明書がコピーされます。

    注意

    Domino 認証の指定が求められなかった場合、[前へ] をクリックして、正しい情報を入力したかどうか確認してください。

  8. 指定したディレクトリへのアクセスが承認されていないことを示すダイアログ ボックスが表示された場合、[OK] をクリックしてダイアログ ボックスを閉じます。Domino サーバーの mail フォルダに対するアクセスが許可されていないアカウントでログインした場合、このエラーが発生することがあります。

  9. [インスタント メッセージングのセットアップ] ページで、選択されている [インスタント メッセージングのセットアップ] をオフにします。

  10. [次へ] をクリックします。

  11. [追加サービス] ページで [次へ] をクリックします。

  12. [Lotus Notes メッセージ] ボックスで [OK] をクリックします。

    [Lotus Notes へようこそ] 画面が表示されます。

  13. Lotus Notes クライアント アプリケーションを開いたままにします。これは、次の手順で必要になります。

クロール先の Lotus Domino データベースへのアクセスを確認する

次の手順を使用して、インストールした認証にクロールするデータベースに対するアクセス権があることを確認します。

アクセスを確認する

  1. Lotus Notes で、[ファイル] をクリックし、[データベース] をポイントして、[開く] をクリックします。

  2. [データベースを開く] ダイアログ ボックスで、[サーバー] リストから接続する Lotus Domino サーバーを選択します。このサーバー名は、ワークシートの Table 2 の Domino server name 行に記載されています。

  3. 接続するデータベースを [データベース] リストから選択し、[開く] をクリックします。このサーバー名は、ワークシートの Table 2 の Lotus Domino database names 行に記載されています。

  4. 選択したデータベースに格納されているドキュメントが、[ドキュメント名] の部分に表示されます。これによって、これらのドキュメントをクロールするために必要な権限がインデックス サーバーにあることが確認されます。

  5. 権限を確認する各データベースに対して、上の手順 1. ~ 4. を繰り返します。

  6. [ファイル] メニューの [Notes の終了] をクリックします。

セキュリティ マッピングを構成する

以下の 2 つの手順では、マッピング データベース名やフィールド名の情報について、「Configure Office SharePoint Server Search to crawl Lotus Notes worksheet」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=94461&clcid=0x411) で選択した名前を指定するように求められます。以降の手順で、このワークシートを参照することになります。次の表に、以下の 2 つの手順を実行する際に指定を求められるアイテムを示します。以下の 2 つの手順を実行する前か、実行しているときに、ワークシートの Table 4 を入力することをお勧めします。

アイテム コメント

Mappings database name

Lotus Notes のユーザー ID を Windows ドメイン アカウントにマップする際に使用される Lotus Domino データベースの名前です。

Lotus Notes field name

Lotus Domino データベース ファイル内で、Lotus Notes のユーザー ID の格納に使用されるフィールドの名前です。

Windows user field name

Lotus Domino データベース ファイル内で、Windows ユーザー名の格納に使用されるフィールドの名前です。

Form name

Lotus Notes field name フィールドと Windows user field name フィールドを格納しているフォームの名前です。

View name

Lotus Notes のユーザー ID から Windows のユーザー名へのマッピングを格納しているフォームのビュー名です。

注意

この名前では大文字と小文字が区別されます。

マッピング データベースを作成する

この手順では、Domino Designer を使用してマッピング データベースを作成します。必要なマッピング データベースは、クロールするデータベースが置かれている Domino サーバーのフォレストごとに 1 つだけです。

以下の手順では、Lotus Notes クライアント アプリケーションの Version 6.0 または 6.5 のライセンス版がインデックス サーバーにインストールされていることを前提にしています。また、次の手順は Lotus Notes クライアント アプリケーションの Version 6.5 に基づいています。

重要

この手順を実行するには、インデックス サーバーの管理者である必要があります。さらに、クロール先の Domino サーバーでマネージャ権限以上の権限が必要です。

マッピング データベースを作成する

  1. インデックス サーバーで、Domino Designer を開きます。

  2. [ファイル] をクリックし、[データベース] をポイントして、[新規作成] をクリックします。

  3. [データベースの新規作成] ダイアログ ボックスで、次の操作を行います。

    • [サーバー名] リストから Domino サーバーを選択します。このサーバーの名前は、ワークシートの Table 2 の Domino server name 行に記載されています。

    • [タイトル] ボックスに、新しいデータベースのタイトルを入力します。

      自動的に [ファイル名] ボックスにファイル名が入力されます。このファイル名には、ファイル拡張子 .nsf を付加します。

      指定したタイトルの文字数が 8 文字を超えている場合、ファイル名が切り詰められます。

    • ワークシートの Table 4 の Mappings database name 行に、[ファイル名] ボックスに表示されているファイル名を入力します。

    • [OK] をクリックして、[データベースの新規作成] ダイアログ ボックスを閉じます。

  4. [作成] をクリックし、[デザイン] をポイントして、[フォーム] をクリックします。

  5. [作成]、[フィールド] の順にクリックします。

  6. [フィールド] ダイアログ ボックスの [名前] ボックスに、このフィールドの名前を入力します。このフィールドは、Lotus Notes ユーザー ID の格納に使用されます。ワークシートの Table 4 の Lotus Notes field name 行に、このフィールドで指定した名前を入力します。

  7. ダイアログ ボックスを閉じると、フィールドが保存されます。

  8. [作成]、[フィールド] の順にクリックします。

  9. [フィールド] ダイアログ ボックスの [名前] ボックスに、このフィールドの名前を入力します。このフィールドは、Windows ドメイン アカウントを格納するために使用されます。ワークシートの Table 4 の Windows user field name 行に、このフィールドで指定した名前を入力します。

  10. ダイアログ ボックスを閉じると、フィールドが保存されます。

  11. [ファイル]、[保存] の順にクリックして、次の操作を実行します。

    • [フォームに名前を付けて保存] ボックスに、このフォームの名前を入力します。

    • ワークシートの Table 4 の Form name 行に、このフォームに指定した名前を入力します。

    • [OK] をクリックしてダイアログ ボックスを閉じます。

  12. [作成] メニューの [デザイン] をポイントし、[ビュー] をクリックします。

  13. [ビューの作成] ダイアログ ボックスで、次の操作を行います。

    • このビューに指定する名前を [ビュー名] ボックスに入力します。

    • ワークシートの Table 4 の View name 行に、指定した名前を入力します。この名前は大文字と小文字が区別されることに注意してください。

    • [ビューの種類] リストで [共有] を選択します。

    • [OK] をクリックしてビューを保存します。

  14. 手順 13. で作成したビューを開きます。

  15. ワークシートの Table 4 の Lotus Notes field name 行に入力した名前を使用して、列を作成します。

  16. [オブジェクト] タブで、手順 10. で作成した列を選択します。右下のウィンドウで [フィールド] を選択した後、同じ名前のフィールドを選択します。

  17. ワークシートの Table 4 の Windows user field name 行に入力した名前を使用して、列を作成します。

  18. [オブジェクト] タブで、手順 12. で作成した列を選択します。右下のウィンドウで [フィールド] を選択した後、同じ名前のフィールドを選択します。

  19. [ファイル]、[保存] の順にクリックしてビューを保存した後、Domino Designer を閉じます。

マッピング データベースにアカウントを追加する

以下の手順では、Lotus Notes クライアント アプリケーションの Version 6.0 または 6.5 のライセンス版がインデックス サーバーにインストールされていることを前提にしています。また、次の手順は Lotus Notes クライアント アプリケーションの Version 6.5 に基づいています。

この手順では、「Configure Office SharePoint Server Search to crawl Lotus Notes worksheet」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=94461&clcid=0x411) の Table 4 から情報を参照するように求められます。

ヒント

ワークシートの Table 1 の Search service 行に入力したアカウントには、少なくとも Domino 認証の Lotus Notes ユーザー ID をマップする必要があります。

重要

この手順を実行するには、インデックス サーバーのサーバー管理者であることが必要です。さらに、Domino サーバーにおけるマネージャ権限以上の権限が必要です。

マッピング テーブルにユーザー アカウントを追加する

  1. インデックス サーバーで、Lotus Notes クライアント アプリケーションを開きます。

  2. [ファイル] をクリックし、[データベース] をポイントして、[開く] をクリックします。

  3. [データベースを開く] ダイアログ ボックスで、次の操作を行います。

    • [サーバー名] リストから Domino サーバーを選択します。このサーバーの名前は、ワークシートの Table 2 の Domino server name 行に記載されています。

    • これまでの手順で作成したマッピング データベースを選択します。このデータベースの名前は、ワークシートの Table 4 の Mappings database name 行に記載されています。

    • [開く] をクリックします。

  4. 左側のウィンドウで、このデータベース用に作成したビューを選択します。このビューの名前は、ワークシートの Table 4 の View name 行に記載されています。

  5. [作成] をクリックして、以前の手順で作成したフォームの名前をクリックします。このフォームの名前は、ワークシートの Table 4 の Form name 行に記載されています。

  6. このフォーム内では、Lotus Notes ユーザー ID の格納先として作成したフィールドに、Windows ドメイン アカウントにマップする Lotus Notes ユーザー ID を入力します。このフィールドでは大文字と小文字が区別されることに注意してください。たとえば、ContosoUser などの ID を指定できます。

  7. Lotus Notes ユーザー ID にマップするために作成したフィールドに、手順 6. で入力した Lotus Notes ユーザー ID にマップする Windows ドメイン アカウントを入力します。これは、たとえば Contoso\user1 のように、"domain\user" という形式で入力する必要があります。

  8. [ファイル]、[保存] の順にクリックして、ドキュメントを保存します。

  9. さらにマッピングを追加する場合は、手順 6. ~ 8. を繰り返します。追加しない場合は、手順 10. に進みます。

  10. 完了したら、フォームを保存し、Lotus Notes クライアント アプリケーションを閉じます。

インデックス サーバーを再起動する

次の手順に進む前に、インデックス サーバーを再起動する必要があります。

重要

インデックス サーバーを再起動した後は、Lotus Notes クライアント アプリケーションを再度開かないようにしてください。これは、Lotus Notes クライアント アプリケーションによってファイルがロックされ、以後の処理や Domino データベースのクロールが失敗する可能性があるためです。

Lotus C++ API Toolkit for Notes をダウンロードする

次の手順を使用して、Lotus C++ API Toolkit for Notes をダウンロードします。このツールキットには、クローラが Lotus Notes データベースにアクセスするために使用する .dll ファイルが含まれています。

ツールキットをダウンロードする

  1. ブラウザで、「Trials and demos (英語)」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=83371&clcid=0x411) にアクセスします。

  2. IBM のソフトウェア ダウンロード ページで、Lotus C++ API Toolkit 2.x & 3.x for Multiplatform の自己展開ファイルをダウンロードします。

    注意

    現時点では、Lotus C++ API Toolkit for Notes/Domino 7.0 Multiplatform はサポートしていません。

  3. ツールキットをダウンロードしたら、Windows エクスプローラを使用してファイルをダウンロードしたフォルダに移動し、このファイルをダブルクリックします。このツールキットの 2.x & 3.x のリリースでは、ファイル名は c55svna.exe です。

  4. [Domino および Notes 6.0 向け Lotus C++ API リリース 3.0] ダイアログ ボックスで、[終了] をクリックし、次に [はい] をクリックします。

  5. インデックス サーバーの <システム ドライブ>:\Program Files\Microsoft Office Servers\12.0\Bin フォルダに、c:\notescpp\lib\mswin32 フォルダの lcppn30.dll ファイルをコピーします。ここで、<システム ドライブ> は、Office SharePoint Server 2007 がインストールされているドライブです。

インデックス サーバーに Lotus Notes を登録する

次の手順を使用して、インデックス サーバーのオペレーティング システムに Lotus Notes を登録します。この手順は、サーバー管理者がインデックス サーバー上で実行する必要があります。

Lotus Notes を登録する

  1. インデックス サーバーで Windows エクスプローラを使用して、<システム ドライブ>:\Program Files\Microsoft Office Servers\12.0\Bin フォルダを開きます。ここで、<システム ドライブ> は、Office SharePoint Server 2007 がインストールされているドライブです。

  2. NotesSetup.exe をダブルクリックします。

  3. [Lotus Notes インデックス セットアップ ウィザードへようこそ] ページで、[次へ] をクリックします。

  4. [Lotus Notes の Microsoft Office Server での使用に登録] ダイアログ ボックスで、以下の設定を行います。

    • [Notes 設定ファイル (notes.ini) の場所] ボックスで、Notes.ini ファイルの正しいパスが指定されているかどうかを確認します。このファイルの既定のパスは、<システム ドライブ>:\Program Files\lotus\notes\notes.ini です。ここで、<システム ドライブ> は、Lotus Notes がインストールされているドライブです。

    • [Lotus Notes のインストール ディレクトリ] ボックスで、Lotus Notes のインストール ディレクトリの正しいパスが指定されているかどうかを確認します。このディレクトリの既定のパスは、<システム ドライブ>**:\Program Files\lotus\notes です。

    • [パスワード] ボックスに、Domino 認証に関連付けられているユーザーのパスワードを入力します。このパスワードは、ワークシートの Table 2 の Password 行に記載されています。

    • [パスワードの確認] ボックスに、Domino 認証に関連付けられているユーザーのパスワードを再度入力します。

  5. [インデックスの作成中は Lotus Notes のセキュリティを無視する] チェック ボックスは、オフのままにしておくことをお勧めします。Lotus Notes のセキュリティを無視するように選択すると、すべての Lotus Notes ドキュメントのクロールとインデックス作成に対してセキュリティ情報が反映されません。これにより、SharePoint サイトのすべてのユーザーの検索結果ページに、これらのドキュメントが表示されることになります。

    注意

    Office SharePoint Server 2007 は、Lotus Notes のセキュリティ情報を直接使用するわけではありません。Office SharePoint Server 2007 のユーザーが、検索結果ページで目的のファイルのみを参照できるようにするには、共有サービスの管理者が Lotus Notes ドキュメントをクロールする前に、Domino 管理者がマッピング ファイルを使用して Lotus Notes ユーザーを Windows ドメイン ユーザーにマップする必要があります。

  6. [次へ] をクリックします。

  7. [Lotus Notes の所有者フィールドを Windows ユーザー名マッピングに指定してください] ページで、以下の設定を行います。

    • [Lotus Notes サーバー名] ボックスに、Domino サーバーの NetBIOS 名または IP アドレスを入力します。これは、ワークシートの Table 2 の Lotus Domino server's NetBIOS name or IP address 行に記載されています。

    • [Lotus Notes データベース ファイル名] ボックスに、Lotus Notes のユーザー ID を Windows ドメイン アカウントにマップするための Lotus Domino データベースのファイル名を入力します。ファイル名には, .nsf ファイル拡張子を含めてください (例 : Mappings.nsf)。この名前は、ワークシートの Table 4 の Mappings database name 行に記載されています。

      重要

      この名前では大文字と小文字が区別されます。

    • [ビュー名] ボックスに、Lotus Notes のユーザー ID から Windows のユーザー名へのマッピングを格納している Lotus Domino データベースのビュー名を入力します。この名前は、ワークシートの Table 4 の View name 行に記載されています。

      重要

      この名前では大文字と小文字が区別されます。

    • [Lotus Notes のフィールド名の列名] ボックスに、Lotus Notes データベース ファイルで Lotus Notes のユーザー ID の格納に使用される列の名前を入力します。この名前は、ワークシートの Table 4 の Lotus Notes field name 行に記載されています。

      重要

      この名前では大文字と小文字が区別されます。

    • [Windows ユーザー名の列名] ボックスに、Lotus Notes データベース ファイルで Windows ユーザー アカウントを格納するのに使用される列の名前を入力します。この名前は、ワークシートの Table 4 の Windows user field name 行に記載されています。

      重要

      この名前では大文字と小文字が区別されます。

  8. [次へ] をクリックします。

  9. [Lotus Notes インデックス セットアップ ウィザードの完了] ページで、[完了] をクリックします。

Office SharePoint Server Search サービスを再起動する

インデックス サーバーのサーバー管理者は、コンテンツ ソースを作成して Lotus Domino データベースをクロールする前に、Office SharePoint Server Search (OSearch) サービスを再起動する必要があります。

重要

サービスを再起動する際に、SharePoint サーバーの全体管理 Web サイトの [サーバーのサービス] ページを使用しないでください。使用した場合、コンテンツ インデックスがリセットされるため、インデックスを再構築するために共有サービスの管理者がすべてのコンテンツのフル クロールを実行する必要があります。

OSearch サービスを再起動する

  1. インデックス サーバーで、[スタート] ボタンをクリックし、[すべてのプログラム] をポイントします。次に、[管理ツール] をポイントし、[サービス] をクリックします。

  2. [名前] 列の [Office SharePoint Server Search] をダブルクリックします。

  3. [Office SharePoint Server Search のプロパティ] ダイアログ ボックスで、[停止] をクリックします。

  4. サービスが停止したら、[開始] をクリックします。

  5. サービスが開始したら、[OK] をクリックし、[サービス] ページを閉じます。

コンテンツ ソースとクロール コンテンツを作成する

これで、共有サービスの管理者は、1 つ以上のコンテンツ ソースを作成して Lotus Domino データベースをクロールできるようになりました。共有サービスの管理者は、コンテンツ ソースを作成する際に、クロール対象の Lotus Domino サーバーとデータベースの名前を知っている必要があります。この名前は、ワークシートの Table 2 に記載されています。

注意

クロールする Domino データベースごとに 1 つのコンテンツ ソースを作成する必要があります。

コンテンツ ソースの作成の詳細については、「コンテンツ ソースについて (Office SharePoint Server)」を参照してください。Lotus Notes データベースのクロール用コンテンツ ソースの自動管理に役立つサードパーティ製ツールを、「CodePlex (英語)」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=95141&clcid=0x411) からダウンロードできます。

関連項目

その他のリソース

Configure Office SharePoint Server Search to crawl Lotus Notes worksheet(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=94461&clcid=0x411)