Enumallwebs : Stsadm 操作 (Office SharePoint Server)
操作名 : Enumallwebs
コンテンツ データベース内のすべてのサイト コレクションおよびサブサイトの ID とサイト マップの状態を表示します。
サイト マップの状態の詳細については、「備考」を参照してください。
注意
enumallwebs 操作は、Microsoft Office SharePoint Server 2007 Service Pack 2 (SP2) で初めて導入されました。
構文
stsadm -o enumallwebs
-databasename <データベース名>
[-databaseserver <データベース サーバー名>]
パラメータ
パラメータ名 |
値 |
必須/省略可能 |
説明 |
databasename |
有効な名前 ("DB1" など) |
必須 |
表示するサイト コレクションおよびサイトを含むコンテンツ データベースの名前を指定します。 |
databaseserver |
有効なサーバー名 ("DS1" など) |
省略可能 |
表示するサイト コレクションおよびサイトがあるコンテンツ データベースをホストするデータベース サーバー インスタンスの名前を指定します。 |
備考
サイト マップには、参照可能な登録済みのサイト コレクションが含まれています。サイト マップに登録されていないサイト コレクションは、一般に、"孤立した" サイト コレクションと呼ばれます。
サイト コレクションは、通常、Web アプリケーションにアタッチされるコンテンツ データベース上にあり、そのデータベースが既に同じ URL (Uniform Resource Locator) パスのサイト コレクションを含んでいるときに孤立します。これは、サイト コレクションが 1 つの Web アプリケーション上で同一の URL パスを共有できないためです。サイト マップに最初に登録されたサイト コレクションにのみアクセスできます。同じ URL パスを使用する他のサイト コレクションはすべて、サイト マップに登録されず、孤立していると見なされます。孤立したサイト コレクションのデータはそのまま残りますが、アクセスするには、そのコンテンツ データベースを現在の Web アプリケーションからデタッチして、同一の URL パスで登録済みのサイト コレクションを含んでいない Web アプリケーションにアタッチする必要があります。
コンテンツ データベースのデタッチとアタッチの詳細については、「 Deletecontentdb : Stsadm 操作 (Office SharePoint Server)」および「Addcontentdb : Stsadm 操作 (Office SharePoint Server)」をそれぞれ参照してください。
注意
この enumallwebs コマンドを、「Deletesite : Stsadm 操作 (Office SharePoint Server)」および「Deleteweb : Stsadm 操作 (Office SharePoint Server)」の操作と組み合わせて使用すると、孤立したサイト コレクションや孤立したサイトをコンテンツ データベースから削除できます。
例
DS_Database というコンテンツ データベース内のサイト コレクションおよびサイトを表示するには、次の構文を入力します。
stsadm -o enumallwebs -databasename DS_Database
コマンド ライン ウィンドウには、次のように出力されます。
<Sites Count="2">
<Site Id="e2a114b8-80c9-41f6-87bf-3feddf2ad9b6" OwnerLogin="Domain\username" InSiteMap="False">
<Webs Count="1">
<Web Id="064d8e7b-b349-4693-bd67-dcefed3bf466" Url="/sites/site_name" LanguageId="1033" TemplateName="STS#0" TemplateId="1" />
</Webs>
</Site>
<Site Id="f440114b8-79d9-32f6-87bf-4geddf2ad9b6" OwnerLogin="Domain\username" InSiteMap="True" HostHeader="www.contoso.com">
<Webs Count="1">
<Web Id="12348e7b-c456-4693-bd67-efdegd3bf466" Url="/" LanguageId="1033" TemplateName="STS#0" TemplateId="1" />
</Webs>
</Site>
</Sites>
この出力に表示される関連要素は次のとおりです。
Sites : コンテンツ データベース内のサイトコレクションの数。
Count : サイト マップにあるかどうかに関係なく、コンテンツ データベース内に存在するサイト コレクションの合計数。
Site : コンテンツ データベース内のサイト コレクション。
Id : サイト コレクションの ID。
OwnerLogin : サイト コレクションの所有者。
InSiteMap : サイト コレクションにアクセスできる場合は True、サイト コレクションが孤立している場合は False。
HostHeader : ホスト名付きサイト コレクションの場合にのみ表示される属性。サイト コレクションのホスト ヘッダーです。