Lync 2010 の IT 管理インストール
トピックの最終更新日: 2012-10-14
Microsoft Lync 2010 セットアップ ファイルは、実行可能ファイル (.exe) プログラムとして提供されます。Lync 2010 セットアップ実行可能ファイル プログラムは、以下のアクションを実行するゆえに、クライアントをインストールする場合の推奨方法となっています。
前提条件を満たしているかどうかをチェックし、終了する必要があるアプリケーションについてユーザーに通知する
必要なバージョンの Microsoft Visual C++ コンポーネントおよび Microsoft Silverlight ブラウザー プラグイン をインストールする
Microsoft Lync 2010 Attendee をアンインストールする
以前のバージョンの Microsoft Office Communicator (Microsoft Office Communicator 2007 R2 と Microsoft Office Communicator 2007) をアンインストールする
以前のバージョンの Office Communicator マルチユーザー言語パックをアンインストールする
レコーディング機能を正常に動作させるには Windows Media Player 11 をインストールする必要があることをユーザーに通知する
Lync 2010 は、次の方法を使用して管理されたデスクトップ環境に展開できます。
Microsoft Systems Management Server (SMS) 2003 または Microsoft System Center Configuration Manager 2007 R2。 これらの製品は、ワイド エリア ネットワーク (WAN) 全体にわたるインストールのスケジュール設定、インベントリ、報告、状態、およびサポートが必要になる、より複雑なソフトウェア インストール シナリオで使用します。詳細については、System Center に関する TechNet ライブラリ (https://go.microsoft.com/fwlink/?Linkid=140326&clcid=0x411) を参照してください。
Windows のログオン スクリプト。 ログオン スクリプトを使用すると、ユーザーのログオン時に Lync 2010 の無人インストールを実行できます。 グループ ポリシー オブジェクトを使用して、特定のデバイスまたはユーザーに対してログオン スクリプトを指定できます。
Active Directory ドメイン サービス (AD DS) グループ ポリシー。 グループ ポリシー オブジェクトを作成して、Lync 2010 をグループ メンバーシップに基づいて特定のユーザーまたはコンピューターに展開できます。グループ ポリシーの使用方法の詳細については、Windows Server のグループ ポリシーに関する TechNet ライブラリ (https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=141034&clcid=0x411) を参照してください。グループ ポリシーを使用してクライアントを展開する場合は、実行可能ファイル プログラムから Windows インストーラー (.msi) ファイルを抽出し、グループ ポリシー設定 UseMSIForLyncInstallation を使用してこの .msi をクライアント コンピューターで実行できるようにする必要があります。.exe セットアップ プログラムは追加の確認とソフトウェア更新を実行するため、通常は .exe セットアップ プログラムによって実行される、前述のその他すべての操作を行うことも必要になります。
注: .msi ファイルを抽出するには、サポートされている Windows クライアントでクライアント インストール用の実行可能ファイルを実行します。これにより、%Program Files%\OCSetup\Lync.msi または %Program Files(x86)%\OCSetup\Lync.msi に Lync.msi ファイルが作成されます。詳細と必要な追加の手順については、マイクロソフト サポート技術情報の記事 2477965「Windows インストーラー (MSI) を使用して Lync 2010 のインストールを完了しません」(https://support.microsoft.com/kb/2477965/ja-jp) を参照してください。
複数のユーザーが使用するコンピューターへのインストール
Lync 2010 が各コンピューターにインストールされれば、それらのコンピューターのすべてのユーザーが使用できるようになります。Lync 2010 は、各コンピューターにユーザー単位でインストールすることはできません。
Lync 2010 セットアップ コマンドライン引数
スクリプトを使用して Lync 2010 展開する場合、次の表にある Lync 2010 セットアップ プログラム コマンドライン引数を使用できます。
注: |
---|
Lync 2010 をインストールするには、Administrators グループのメンバーとしてログオンしている必要があります。 |
コマンドライン引数 | 説明 |
---|---|
/Silent |
インストールのユーザー インターフェイスが表示されないようにし、その他のインストール オプション (たとえば、インストール ディレクトリ) には既定値を使用します。 この引数を /Install、/Uninstall、および /Repair 引数と共に使用することはできません。 |
/Install |
(既定) クライアントをインストールします。 |
/Uninstall |
以前のバージョンの Office Communicator とアドインを削除します。 |
/Repair |
インストール時の問題を修復するためにクライアントを再インストールします。 |
/InstallDir |
インストール ディレクトリを指定します。 |
/help |
ダイアログ ボックスにヘルプ テキストを表示します。 |
/reg:[ファイル名] |
インストール時に特定のファイルの設定を登録します。 それから、このレジストリ ファイルは実行中に使用されます。 |
/uninstalladdin |
以前のバージョンのアドイン (Microsoft Office Live Meeting サーバーおよびサービス ベースの会議に使用された) である Microsoft Office Outlook 用会議アドイン を削除します。 |
/fulluisuppression |
Lync 2010 をユーザー インターフェイス非表示モードで実行できるようにします。 |